花灯路 京都嵐山と東山の期間と回り方と駐車場対策
冬の古都京都の楽しみ方は色々あると思います。
また秋の紅葉のあと観光客が減って、
静かな京都をイメージする人が多いかもしれないでしょう。
しかし12月には嵐山で、3月には東山で
日本でも屈指のイベント花灯路が開催され、
ライトアップされた古都を期間限定で見ることができますが、
短期間しか開催されません。
そんな花灯路の紹介をします。
花灯路 京都嵐山と東山とは?
この花灯路とは、世界文化遺産や伝統のある通り園内など、
国際文化都市京都の街を期間限定でライトアップしたイベントです。
― 花灯路の始まり―
2003年3月に京都東山地域で、”灯り”をテーマに、
新たな観光事業”京都・花灯路”を開始しました。
約1200年の歴史的を持つ京都の文化遺産・寺院・神社や街並みなどを、
”灯り”で思わず歩きたくなるような、華のある路に演出しています。
その後、2005年12月に京都嵯峨・嵐山地域でも
東山地域と同じように路や竹林を灯りで演出するようになりました。
すでに10年以上続く二つの花灯路は、京都の新しい風物詩として定着しています。
― 花灯路 京都嵐山 ―
京都駅から北西方面に位置する嵐山。
JR山陰本線(嵯峨野線)で6駅で嵯峨嵐山駅に着きます。
途中、太秦(うずまさ)駅で下車すれば、
東映太秦映画村と広隆寺へ立ち寄ることもできますし、
嵯峨嵐山駅まで行けば天竜寺や、トロッコ列車に乗ることもできます。
この様に日中の観光と、夜は花灯路を楽しむことが出来ます。
― 花灯路 京都東山 -
京都駅から北東に位置する東山。
バスかタクシー、もしくは山科駅から地下鉄で東山駅下車で行くことが出来ます。
神社やお寺が密集している円山公園から
清水寺付近までがライトアップされています。
詳しくは後程、紹介します。
― バス情報 ―
バスだとちょっとお得!
市バスは市内均一料金
1回乗車: 大人¥230、小人¥120
1日乗車券: 大人¥500 小人¥250
1日3回以上乗ったらお得です!
→ 京都市内の無料バス地図はこちらからどうぞ 京都市交通局
花灯路 嵐山の期間と廻り方と駐車するには
― 期間・点灯時間 ―
期間: 2015年 12/11(金)~12/20(日)
点灯時間:5pm~8:30pm
― ライトアップ見どころ -
・ロームが灯す”灯りと花の路”
約2500基の電球が路を灯します。
・京都いけばな協会 いけばなプロムナード
”灯りと花の路”沿いに、大型のいけばな作品を展示します。
昨年は前半と後半に分けて作品の入れ替えがありました。
・渡月橋周辺のライトアップ
渡月橋・山裾・水辺をライトアップ。
・竹林の小径のライトアップ
野宮神社から大河内山荘庭園間の竹林をライトアップ
― 花灯路のおすすめ行程 -
世界遺産の天龍寺、竹林の道、渡月橋周辺など、
全部回って2~3時間ぐらいです。
竹林だけなら30分くらいで回ることができます。
(歩く速度や写真撮影時間など個人差があります。)
・清水寺 → 祇園 → 嵐山(花灯路)でちょうど1日くらいでしょう。
車と駐車場とアクセス
先ず、花灯路の観光へは公共機関の利用を推奨されています。
期間中は特に周辺区域全体が大渋滞になります。
お勧めは、
1、嵐山の西、JR亀岡駅付近に駐車
JR山陽本線3駅で嵯峨嵐山駅に着きます。
2、嵐山の南、阪急長岡天神駅周辺に駐車
阪急嵐山線7駅で嵐山に着きます。
近くに停めたとしても
阪急桂駅付近のタイムズ有料駐車場までにした方が良いでしょう。
3、京都駅前駐車場に駐車
東京・名古屋方面から行く人には京都駅。
土地勘が無くて、夕方の京都市内を運転するのは至難の業でしょう。
タクシー・バス・電車、どのような手段でも動き易い場所です。
4、宿泊先に車を置いて行く。
宿泊地は人それぞれですが、一旦車を宿に駐車。
その後、嵐山に向かうことをお勧めします。
開催地付近は平日も週末も混雑します。
特に渡月橋北側、各嵐山駅周辺や川沿いの道路は大渋滞。
また少し離れても、
阪急嵐山線沿いの物集女街道は国道9号千代原口まで大渋滞。
更に大阪方面まで渋滞箇所がいくつかあります。
付近の観光
トロッコ列車
トロッコ嵐山駅~トロッコ亀山の乗車時間は約25分。
※トロッコ亀山とJR馬堀駅は徒歩約10分離れています。
あぶり餅
市内に3軒しかありません。
今宮神社にある”かざりや”と”一和”は
どちらも人気のあぶり餅屋さんです
桜餅
嵐山は桜餅が名物。
渡月橋の横のお店は定評があります。
昼間の観光
半日で金閣寺、今宮神社であぶり餅、大徳寺など見て回れます。
また、映画村や広隆寺に立ち寄ってから嵐山に向ってもいいでしょう。
花灯路 東山の期間と廻り方と駐車するには
― 期間・点灯時間 ―
期間: 2016年 3/12(土)~3/21(月)
点灯時間:6pm~9:30pm
― ライトアップ見どころ -
・ロームが灯す”灯りと花の路”
約2500基の電球が路を灯します。
・京都いけばな協会 いけばなプロムナード
”灯りと花の路”沿いに、大型のいけばな作品を展示します。
昨年は前半と後半に分けて作品の入れ替えがありました。
・京都いけばな協会 現代いけばな展
京都いけばな協会の競演が行われます。
・竹灯り・幽玄の川 (円山公園)
吉水の小川に竹とろうそくを使った演出です。
・舞妓による奉納舞踊
八坂神社で五花街の舞妓が舞踊を奉納します。
・火の用心・お囃子組(青蓮院~清水寺)
地元の小学校が、火の用心のわらべ歌を唄い、
楽器をを奏でながら”灯りと花の路”を練り歩きます。
― 花灯路のおすすめ行程 -
1、花灯路のコースを南から北上
清水寺 ⇒ 円山公園 ⇒ 知恩院 ⇒ 青蓮院を通って三条通りへ、
帰りは地下鉄東西線・東山駅から京都駅へ向かうと効率的です。
途中、二寧坂(二年坂)や産寧坂付近には飲食店が沢山あるので、
いろいろ食べ歩きしてお腹を膨らます楽しみ方もあります♪
2、花灯路のコースを北から南下
地下鉄東西線東山駅 ⇒ 青蓮院 ⇒ 知恩院 ⇒ 円山公園 ⇒
法観寺(八坂の塔) ⇒ 清水寺へ、
茶わん坂を通って五条通りへ出てバスに乗るか、
約600m先に京阪本線・清水五条駅で帰ることができます。
途中、二寧坂(二年坂)や産寧坂付近には飲食店が沢山あるので、
いろいろ食べ歩きしてお腹を膨らます楽しみ方もあります♪
車と駐車場とアクセス
先ず、花灯路の観光へは公共機関の利用を推奨されています。
期間中は特に周辺区域全体が大渋滞になります。
1、山科駅付近駐車
京都東IC ⇒ 山科駅付近に駐車 ⇒
地下鉄東西線・東山駅 / JR東海道本線・京都駅
お好みで回ることが出来ます。
2、京都駅前に駐車
遠方から京都観光へ行くと色々あるでしょう。
日中の観光の後、京都駅周辺に駐車して、
電車やバスで向かうといいでしょう。
3、宿泊先に車を置いて行く。
宿泊地は人それぞれですが、一旦車を宿に駐車。
その後、嵐山に向かうことをお勧めします。
― ちょっと補足で ―
タクシー
殆どの周辺ホテルからタクシーで、片道約¥1000で
清水寺やから八坂神社(円山公園)に行けます。
因みに地下鉄¥210、市バスは¥230 x 二人 = ¥880
たった、数十円~約¥100の違いです。
ライトアップの時間はたった3時間半なので、
市内のホテルや京都駅付近からならタクシーもお勧めです。
時間の節約になるでしょう!
花灯路のまとめ
花灯路は冬の京都の名物として、
既に関西から日帰りだけでなく、
北海道から沖縄まで、そして海外から京都観光の楽しみなイベントとなりました。
でも、冬の夜の京都は非常に冷え込みます。
是非いつも以上に暖かい服装でお楽しみください。