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ねこばばの語源と意味と正しい使い方は?

   


人の物を盗ったり、横領したり、拾ったものを自分の懐に入れたり、そんな仕草の事を「ねこばば」と呼んでいると思います。一体、どんな意味で、どこから来た言葉で、どんな使い方が正しいのか、ねこばばという言葉について説明しますね。
 

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ねこばばの語源は?

ねこばばは漢字だと猫糞と書きます。そのまんま猫と糞が元になっている説と、ねこ婆が元になっている説があります。どちらが正式という訳ではありませんが、どちらもちゃんと辞書に載っているのです。この2説を紹介しますね。
  

猫の糞が元の説!

猫が糞をする時の仕草が元になのですが、物を盗るという行動と糞をするという関係は少し離れていますが、次のような事が語源になっています。
猫は糞をした後、前足で砂をかけてそれを隠すところから。

猫好きの婆が元の説!

もう一つ、江戸時代中頃、江戸城の本所に住んでいた猫を可愛る老婆が元という説があります。

江戸城の本所に猫好きの老婆がいました。
 
その数は約30匹くらい、しかも猫部屋までありました。
 
さらに、女中を一人つけて世話までさせるほど可愛がっていたのです。
 
 
ところがこの老婆は、物忘れが激しいといえるし、
 
周囲からは、がめついのか欲張りなのか、という人物でした。
 
 
どの様に、がめつくて欲張りなのかというと?
 
例えば、
 
 
当時は贈答の習慣が現代以上に厳しいのに、人から贈物を貰っても返礼をしない。
 
届け物を頼まれても、途中で自分の懐に入れるという、手癖が悪いという事がありました。
 
この様な猫好きのおばあさんを元に、借りた物を返さない人、手に触れた物や拾った物を自分の物にするような人物を「猫婆」と呼ぶようになりました。
 
 

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ネコババの意味は?し

ねこばばの意味を改めて問われると、ちょっと曖昧ではありませんか?語源は「猫糞」か「猫婆」ですが、本来はどんな意味なのか説明しますね。
 

現代のねこばばの意味は?

物を盗む、横領するといのとは少し異なりますが、「砂をかけて隠すが、悪事を隠すに変化」となります。国語辞典には次の様に説明があります。

悪事を隠して知らぬ顔をすること。
 
拾い物などをして、それを届けたり返したりしないで、
 
自分の物として素知らぬ顔をすること。
物を盗るだけでなく、悪事を知っているのに知らない顔をすることも「ねこばば」なんですね。
 
 

ねこばばの正しい使い方は?

「ねこばば」という言葉をつかうとき、二通りの使い方があります。一つは「自分の物にする(盗む)」、もう一つは「悪事をしらばっくれる(悪い隠し事)」です。
 

例えばどんな使い方が考えられる?

「自分の物にする」とは、拾った物を懐に入れる、人の物を勝手に自分の物をポケットに入れる、または鞄に入れたとき、「ねこばばしないでよ」と言って取り返したり、「ねこばばしてきたぜ」と後でこっそり呟いたりできます。
 
「悪事をしらばっくれる」とは、浮気をされた、違反行為、政治家が汚職・・・・・・など、悪事を働いた本人がシラを切ったとき、「ねこばばしないで、誰と浮気したのか白状しなさい」「横領したのは分かっているんだ。ねこばばするな」等となります。
 
悪事をしらばっくれたときの使い方にはちょっと違和感があると思いますが、辞書に従うとこの様な使い方も可能になるのです。
 
 

最後に一言

こうして見ると「ねこばば」は、イメージしている以上に幅広く使える言葉ではないでしょうか。それでは、悪事を見たときには「ねこばば」しないように、拾い物をしても「ねこばば」しないようにしてくださいね。
 
  
参考:日本国語大辞典・小学館
 
 
 

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