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日本で最も古い灯台があったのはどこ?日本の灯台の歴史!

   


灯台は、陸から見ると単なる光を放つ塔、海から見ると陸地を示す命綱、そんな役割がありますが、日本は海に囲まれているので灯台は必需施設です。そこで、日本では、いつ・どこで最初に灯台が建てられ、世界ではいつ頃から灯台を必要としたのか紹介します。
 

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日本の灯台で最も古いのはどこ?

日本最古の灯台はどこなのか?もう少し具体的に言うと、日本で現存する最古の灯台と、日本の歴史上最初の灯台は、いつ・どこに建てられたのでしょうか?
 

日本最初の西洋式灯台の建設!

1869年(明治2年)1月1日に「相模湾の観音崎灯台」に点灯されたのが日本最古の灯台。この観音崎灯台とは、横須賀製鉄所所長のレオンス・フロランが命令を出して、フランス人技師のルイ・フェリックル・フロラン(1830~1900)が設計・建設をした建物なのです。
 

観音崎灯台はどんな灯台?

当時の日本人の技術では、諸外国が納得するような灯台は作れませんでした。だから、「灯明台建設地の選定」「灯明台の設計」「灯明台建設」「灯明台の内装」など、全て外国人技師が行ったのです。

求められていた「燭光数と光達距離」は次の通り。

燭光数(しょっこうすう)=1750燭
 
光達距離=17海里(31.484km)
 
※1海里/1.852km
 
※燭光とは、日本語の光の単位の事。蝋燭1本分の光量の事。
そんな日本最初の灯台は、内装が背の高い外国人仕様だったため、日本人は使いづらかったと言われていましたが、地震で使用不可能となり、再建したが関東大震災で倒壊、1925年にコンクリートで再建されて現在に至ります。
 

灯台とは?

灯台の目的は「船舶の航行目標となる施設であり、航路の光波標識の一つ」で、夜に航路や陸地の目印の為に建てられているのです。だから、海があっても船が通らない場所には必要ない、という見方もできるのです。
  
 

日本の灯台の歴史は?

日本最古の堅甲な灯台は、ヨーロッパから伝わった灯台ですが、それまでの日本では、手に持った松明、脚のついた篝火で船を出迎える程度でした。それでは、いつ頃から海に光を灯すようになったのでしょうか?
 

日本最古の灯台の元は?

日本では飛鳥時代に入ると、船で大陸を行き来する頻度が増えました。それに伴って警備が必要になり、壱岐や対馬などでは「のろし」で連絡を取るようになります。
 
平安時代に入ると、遣唐使が盛んになり、船の往来がさらに増えました。同時に、船が難破したり、漂流したりすることも増えます。そして、839年(承和6年)に、大宰府に夜間松明を灯す命令が下されました。これが、日本で最初の灯台といえるでしょう。
 

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平安時代以降の日本の灯台は?

ところが、遣唐使が廃れ始めると、当然出港する船の数も減ります。また、国内で生活する日本人には、海を照らす必要ありませんでした。こうして、国内の灯台の需要と発展が止まったのです。
 

灯台需要の再会!

江戸時代末期、ヨーロッパでは大航海時代終盤、ヨーロッパ・北米などの各国から船が訪れるようになりました。各国で様々な思惑がありましたが、共通するのは「付近の海域が分からない」という事、船の航行には最も重要なことですよね。
 
そこで、日本と諸外国で「江戸条約」を締結しましたが、その中に灯台建設要求も含まれていたのです。当然、迅速に灯台建設に着手する事になりましたが、夜の海を航行しない日本には「灯台」という言葉が無かったので、当時は「灯明台」と名付け、後に「灯台」となったのです。
  
 

灯台の建設と完成はいつ?

先程ご紹介した、灯台を建設したたことが日本人には、風雨に耐えられる頑丈で、背の高い建築物は作れませんでした。順を追って灯台の完成と、灯明台から灯台になるまでを紹介しますね。
 

灯台の建設を始めるまでは?

1868年(明治元年)9月27日、日本国新政府が、灯明台を薩摩・土佐・紀伊に建設する予定地にイギリス人と日本人を数名を派遣しました。その時、諸外国が求める灯明台は、自分達にはまだ建設不可能な事が分かり、専門の技師と必要器具を取り寄せたのです。 

1869年(明治2年)1月1日に「相模湾の観音崎灯台」に点灯
 
1869年(明治2年)12月18日に「野島崎灯台」に点灯
 
1870年(明治3年)3月5日「品川灯台」に点灯

その後も、次々と日本全国に建設されていきます。

 

灯明台から灯台に名称が変更されたのはいつ?

1871年(明治4年)12月に点灯された「豊前海の部崎(へさき)灯台」から、正式に「灯明台から灯台に名称が変更」となります。この灯台は、石造の大型灯台で九州の北端と山口県の境の九州側の岬にあって、歴史的文化財的価値が高い日本の灯台50選の一つなのですよ。
 

海外の古代の灯台はいつ頃からあるの?

時代は起源前280年頃に遡ります。エジプトのアレクサンドリア港にあるファロス島。そこの大灯台が紀元前約3世紀に建てられ、推定約140mの高さがありましたが、現在は地震で倒壊しています。
 
一方、スペインのヘラクレスの塔は、2世紀にはすでに建てられていました。アレクサンドリア大灯台を参考に建てられたと考えられていて、現存する灯台の中では最古となります。
  
 

最後に一言

昔は、海外を行き来するには船が最先端でしたが、現在は飛行機にとって代わりました。灯台の需要は減りましたが、歴史的建造物としての価値が高まったと、考える事も出来ます。それでは、海にお出かけのときには、そんな灯台も観光の一つに加えてみてはいかがでしょうか。
 
 
 

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