あっとすしでほっとして

日本最古の植物園の小石川植物園はいつなぜ造られた?

   


日本各地に植物園の中で、日本で最初に造られたのが東京の小石川植物園で、正式には「東京大学大学院理学系研究科附属植物園」といいます。昔の日本はなぜ植物園を作ろうと思ったのか、またこの植物園の前身、小石川御薬園とはどんな場所だったのか紹介します。
 

スポンサードリンク

小石川植物園の歴史!日本最古の植物園とは?

植物園とは、単に植物を植えて鑑賞する場所ではありません。研究を目的とした、様々な植物が植えられた場所が植物園となります。そして、日本で最初に造られた植物園が「小石川植物園」なのです。
 

小石川植物園の始まり薬園とは?

インドや中国では昔から薬草園があって、この薬園で育てた植物で漢方が作られてきました。日本もその影響を受けます。
 
701年(大宝元年)に、薬園制度が施工されて作られたのが、日本で最初の薬草園となります。
 
これが江戸時代まで続いて、江戸幕府・将軍・吉宗が幕府で働く採薬師を諸国に送り出して、日本各地から薬草を持ち帰らせました。持ち帰った薬草は、幕府管轄の江戸にある薬園で栽培されるようになります。
 

小石川植物園にはどんな歴史があるの?

江戸で始まった薬園が、そのまま現在の小石川植物園になった訳ではありません。時系列に沿って紹介しますね。
 
〇江戸時代
・幕府管轄の江戸だけでなく、各藩でも薬園が作られるようになります。
 
・江戸には「南薬園」「北薬園」と呼ばれた薬園が造られました。現在の地名だと、南が麻布四の橋付近、北が大塚護国寺となります。
 
〇1681年(天和元年)
北薬園に護国寺が建設されることが決まりました。そこで、北薬園の薬草は白山御殿と呼ばれる敷地内に移植されることになります。これが小石川薬園なのです。
 
〇1684年(貞享元年) 
小石川御薬園が正式に設置されます。
 
〇1711年(正徳元年)
南薬園の薬草も小石川に移植されることになり、敷地が広がります。
 
〇1875年(明治8年)
小石川薬園から小石川植物園に名称が変更、政府管轄になります。これが日本で最初の植物園の誕生となります。
 
〇1877年(明治10年)
小石川植物園は東京大学理学部付属植物園となり、現在の植物園です。
 

スポンサードリンク
日本の植物とヨーロッパの植物園!

中世の頃、ヨーロッパでは世界各地で採取した植物を持ち帰り、植物園で保存するようになりました。
 
〇1775年(安永4年)
オランダ船が日本に訪れます。このときの船医ツンベリーが、長崎から江戸へ移動する最中に、膨大な量の植物の採取を行いました。この時に採取した植物は、ツンベリーの弟子・リンネによって学名がつけられ、正解に発表されたのです。
 
〇1853年(嘉永6年)
アメリカのペリー提督が日本へ訪れたとき、沖縄、伊豆、江戸、仙台、函館と日本を縦断しました。このときに、各地で採取した作物や植物の標本を作りました。これが現在は、ニューヨークの植物園で保存されている物です。
 
 

小石川植物園の行き方は?

現在、この植物園には、様々な平地の植物(山岳地は「日光分園」で栽培)が栽培されていて、約170万点の植物標本が保存されていていて、入場料がかかりますが、一般開放されています。
 

小石川植物園へのアクセス方法は?

この植物園へ行く方法は電車とバスを乗り継ぐか、駅から徒歩、車の場合は少し離れた場所に駐車してしてください。

・都営地下鉄三田線・白山駅(A1出口)→ 徒歩約10分

・東京メトロ丸ノ内線・茗荷谷駅(出入口1)→ 徒歩約15分

・大塚駅~上野公園の都営バス(上60)→ 白山2丁目のバス停→ 徒歩約3分

※駐輪所は正門の脇にあります。

※専用駐車場はありません。

 

小石川植物園の詳細!
開園時間:9:00am~4:30pm(入園は4pmまで)
 
休園日:毎週月曜日(月曜日が休日の場合は別な日に振り替え)、年末~1月3日
 
入園料:¥400/大人、¥130/小・中学生、無料/幼児(6歳未満)
 
所在地:東京都文京区白山3丁目7番1号
 

 

気を付けて欲しい事!

植物園で公園ではありません。様々な禁止事項があるので、気を付けてくださいね。

・動植物の採集や(落下したものも同様です)、傷つける行為、および持ち込み。
 
・動物への餌やり、ザリガニ・オタマジャクシ等の採集
 
・木登りや遊具の使用
 
・喫煙・飲酒
 
・モデル撮影などロケ地としての使用
 
・楽器・笛・スピーカーなどの使用
 
・テント等の使用
 
・ドローンの使用
 
・食事は出来ますが、ゴミは持ち帰ってください。
 
参考:「小石川植物園の公式HP
 
 

最後に一言

植物園の目的は研究!ここが他の公園や庭園との大きな違いなのですね。それでは、興味のある方は、日本の植物園発祥地「小石川植物園」の散策を楽しんできてくださいね。
 
 
 

スポンサードリンク

ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

 - 東京の9庭園