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いちじくを無花果と書くのはなぜ?原産地から日本へはいつ伝来?

   


いちじくという食べ物がありますよね。漢字では無花果と書きますが、どうして花が無い果実なのか疑問に思いませんか?そこで、この植物は中国から伝来したのですが、いつ日本に伝わったのか、日本語の語源、原産地から世界に広まった経緯などを紹介します。
 

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いちじくの漢字と英語名のフィグの由来は?

「いちじく」という植物を字で書くと「無花果」となります。一般的に、植物とは花をつけ実をつけるのに、いちじくは花の無い果実なのですよね。なぜこんな漢字になったのでしょうか?
 

いちじくの漢字の由来は?

果実のような中に沢山の花を咲かせて種子を作る物を花嚢(かのう)といいます。ところが、この花嚢は外から見ると果実で、中の花は見えません。だから昔の人は「花を付けないのに実が生る果実」という意味で「無花果」という字にしたのです。
 

いちじくの花と実の時期はいつ?

6月頃、小さな果実の様な実が成ります。これが花嚢(花)です。
7月頃、実が熟し始め、別名で花イチジクともいいます。
9月~10月頃、熟したものを食べます。これを果嚢と呼びます。
 

英語でいちじくは何て呼ぶの?

イチジクという植物は、ラテン語で「ficus」が元で~フランス語の「figue」に変化~英語の「fig・フィッグ」となります。
 
ただし、元々はアラビア語で「anjir・アンジー」と呼ばれていましたが、世界の植物の学術用語をラテン語で統一したとき「ficus」となったのです。
 
 

いちじくを食べるようになった日本の歴史は?

いちじくは中国から伝わった植物なのですが、いつごろ伝来した植物で、どの様な種類の植物なのか説明しますね。
 

いちじくはいつ頃日本に伝わったの?

日本にいちじくが伝来したのは、江戸時代の寛永年間(1624~1643年)の頃、長崎に伝わりました。それが日本の各地へ広まり、自生したり、栽培したりされています。
 

いちじくはどんな植物?

この植物は「クワ科・イチジク属」という高木の落葉樹の一種となります。イチジク属には約800種類あって「つる植物」「低木」「高木」に分類されてイチジクは高木に属します。因みに、ゴムの木や九州南部や小笠原に生えるガジュマルなどはイチジクの仲間なのです。
 

いちじくの発音の由来は?

イチジクのペルシャ語のアンジーが中国に伝わったとき、「映日果」という文字で伝わりました。発音すると「インジクォ」と言います。これが日本では「インジクォ~インジチク~イチジク」に変化したのです。因みに、日本での別名は、「唐柿、南蛮柿、とんがき、とうがい、たあがき」とも呼ばれています。
 
 

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いちじくの原産地と歴史は?

いちじくは日本で馴染みの深い植物で、中国から伝わったのでアジアの植物とイメージしていませんか?そんなイチジクの原産地と世界に広まった歴史を紹介しますね。
 

いちじくの原産地はどこ?

原産地はアラビア南部。もう少し具体的に説明しますね。現在のアラビア半島には、南にイエメン・オマーン、東にアラブ首長国連邦、中央にサウジアラビア、北にイスラエス・レバノン・シリア・イラクが位置しています。つまり、サウジアラビア南部からイエメン・オマーン周辺が原産地となります。
 

いちじくの歴史!いつ頃から食べられていたの?

このいちじくとは、日本ではたった数百年前に伝わりましたが、人類が食べ始めたのは紀元前に遡ります。例えば、「聖書に登場するアダムとイブはイチジクの葉を衣装代わりにしている」「古代エジプトのピラミッドの壁画に描かれている」というほど昔から身近な食べ物だったのです

〇紀元前2000年頃
・エジプトで栽培されている様子が壁画に描かれている。
 
・古代ギリシアに伝わり、栽培が周囲に広まる。
 
・ヒポクラテスやエリストテレスは、イチジクの果汁とミルクでチーズを作る。
 
・ローマではハムと共に食べたり、フォアグラを得ために、ガチョウの飼育に用いる。
 
・フェニキア人は、干して保存性を高め、航海用の食料にする。
 
〇中世時代
・インドやヨーロッパに広まる。
 
・インドを経て中国へ伝えられる。
 
〇17世紀頃
・ヨーロッパを経てアメリカ大陸に伝わる。
 
・中国を経て日本に伝わる。
 
 

最後に一言

果物の中では酸味が少ない方で、生食以外に、ジャム、砂糖漬け、シロップ漬け、乾果、凍果などにして食べられています。また、喉の炎症止め、歯痛止め、止血、風邪、臭気止めなどの効能があると言われているんです。それでは、花は初夏、実は秋のいちじくを見て食べてお楽しみくださいね。
 
 
 

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