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そろばんが日本で使われ始めたのはいつ?珠数の変化と歴史!

   


仕事で計算をするときは、エクセルで一括計算か計算機を使いますよね。まさか、そろばんを推奨する職場は無いと思いますが、一方では古い技術でも脳の計算能力を高める訓練や伝統技術という価値もあります。そんなそろばんの始まりと歴史を紹介しますね。
 

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そろばんの日本の歴史は?どんな種類があるの?

そろばんは日本の伝統と思われがちですが、実は中国から伝わった技術。その中国もまた、海外から伝わったという説や中国発祥という説があります。では、日本に伝来したのはいつ頃なのでしょうか?
 

そろばんの日本伝来はいつ?

古来から日本にあるような気がしますが、実はそんなに昔の事ではありません。1570年代頃、安土桃山時代の真っ只中!大分昔の話ではありますが、中国でそろばんが始まったのは2世紀頃と言われているので、それに比べれば古くない、という意味です。
 

日本のそろばんの形状は?

日本にそろばんが伝わった頃は、「五珠が2つ一珠が5つ」というそろばんが使われていました。ここでちょっと、部位の名称を補足しますね。

上の段に珠が一つありますよね。これを「五珠」と呼び、上の段を「天」といいます。
下の段には珠が四つありますよね。これを「一珠」と呼び、下の段を「地」といいます。
つまり、中国から伝わった頃は「五珠が2つで一珠は5つ」、現在の日本は「五珠が1つで一珠は4つ」と変化したのです。
 

いつ日本式に変化したの?

「五珠が1つで一珠は4つ」のそろばんは「四つ珠算盤」と呼ばれています。ここで、そろばんの玉数の変化がした歴史を紹介しますね。
 
1781年(天明元年)、陸奥藩藩士、勘定奉行の乳井貢という人物が、「1珠は四つにするべき」だと提唱した「初学算法」という本を執筆しました。これが日本で最初の「四つ珠算盤」なのですが、残念ながらこの意見は世に受け入れられませんでした。
 
明治時代、海外の文化が伝わってきます。そんな中、貿易、国の資産運用、軍備、開発など、様々な分野の急速な発展が必要に迫られる中、算盤の需要が急激に増えます。
 
1908年(明治41年)に、村田謙造という人物が村田簿記学校を設立。四つ珠算盤を考案&発表しました。「四つ珠算盤」の登場です。現在、私達がそろばんと呼んでいる物の誕生なのです。
 
1938年(昭和13年)、旧制の小学校で初めて四つ珠算盤が採用されました。これにより世の中に新しいそろばんとして広まり、大ヒット商品となりました。
 
こうして一般的に知られている日本のそろばんが定着して、現在はコンピューターやスマートフォンなど、機械計算に変わっていったのです。そして、四つ珠算盤は昭和初期に定着したそろばんで、伝統と呼んでいるそろばんは昭和初期頃完成した物ということなのです。
 
※補足
四つ珠算盤を作った村田謙造氏は、簿記学校だけでなく、銀行会社事務員養成所、村田速算学校(現・村田簿記学校)、女子経理学校(現・村田女子商業高等学校)など、次々と教育施設を開設していきます。
 
 

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そろばんの発祥と歴史!

そろばんの起源、これははっきりとは解明されていません。諸説を挙げると、次の通り4つの説があります。

〇メキシコに栄えたアステカ起源説
 
〇アラビア半島や西アジアや北アフリカ付近に栄えたアラブ起源説
 
〇イラク南部のバビロニア起源説
 
〇晋(249年~583年)の頃の中国起源説。
 
※別説で
中国の宋~元の時代にアジア式そろばんが発明されてという説もと伝わっています。これが「東洋/アジアの計算機」とも呼ばれている元なのです。
 

どんなそろばんが使われていたの?

砂そろばん。砂の上に線を引いて、その上に小石を置いて計算する方法です。
 
平板そろばん。平板や机に線を引いて、その上に小石・動物の骨、象牙などで作った珠を置いて計算していました。後に貨幣が考案されるとコインに変わります。これが、17世紀頃までヨーロッパで行われていた計算方法です。
 
溝そろばん。青銅製の小型の板に溝を作り、そこに珠を置いて計算します。アジアや日本風のそろばんの元になっていう説があります。
 
こうして見ると、基本的な、上下段を作り、珠を使って計算する方法は変わらず、計算補助機(アバクス/そろばん)の形状が変化してきたように思えます。
 
 

最後に一言

世界各地では、紀元前4000~2000年頃に始まったそろばん(の原型)で、日本に伝わったのは1570年代頃と計算の歴史上ではかなり後になってからですが、日本でもその形状が使いやすいように変化して現在に至ります。
 
それでは、人類の伝統文化「そろばん」が後世に残るよう、使い方を覚え(思い出し)、たまには珠を弾いてみてくださいね。
 
 
 

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