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あんずの言葉の由来と原産地はどこ?杏仁豆腐とあんずの関係は?

   


あんずは様々な品種が世界各地で栽培されていますが、一体、人間はいつ頃からあんずを食べる様になったのでしょうか?また、どこが原産地で、どの様に世界に広まったのかなど、あんずの歴史と由来、そして、あんずと杏仁豆腐の関係について説明します。
 

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あんずの由来と食材の歴史は?

ご存知の通り、「あんず」という言葉は日本語ですよね。そして英語では「アプリコット」と言います。これらの言葉はどこから来たのでしょうか?
 

あんずという言葉の由来は?

「杏」という木、「子」という実が成る、という言葉が合わさって「杏子」となります。日本には遅くても奈良時代には、中国から伝わっていて、奈良時代の万葉集には「杏人」、平安時代の「古今和歌集」には「唐桃・カラモモ」と書かれています。
 
中国では医者の別な呼び方があります。古代中国に、薫奉(とうほう)という医者(医術に精通した仙人)がいました。ある日、患者の一人があんずあんず(杏子)の木を1本お礼に贈り、薫奉はそれを植えます。その後、林になるほど繁茂したという故事があります。この話から、医者を「杏林・きょうりん」と言います。
 

アプリコットの言葉の由来は?

英語では「アプリコット apricot」を紹介しましたが、語源はラテン語の「早生/praeccoquus」となります。その後、アラビア語の「albsrquq」→ カタロニア語の「abercoq」→ 英語の「アプリコット」と変化したものである。
 
 

あんずの原産地はどこ?

あんずは元々どこの植物なのかご存知でしょうか?また、いつ頃、どのようにして世界に広まったのか紹介しますね。
 

あんずの原産地はどこ?

先ず、アンズという植物は「バラ科・サクラ属・アンズ」に分類される落葉高木の一種です。そして「原産地は中国」で、「杏子・アンズ」という呼び名は中国が宋の時代の発音と言われています。そして、カラモモとは日本でのアンズの古名となります。
 

杏子が広まった歴史は?

原産地の中国では、紀元前約3000年頃から栽培されていました。とても歴史の長い果物の一つなのです。そして、世界に広まったのは次の様な経緯となります。

・紀元前2世紀
後漢の張騫(ちょうけん)が西域に派遣されたときに、西アジア~インド~ペルシアに伝わった。
 
・紀元前4世紀頃
別説で、アレクサンドロス大王(在位BC336~323年)が遠征した時にヨーロッパへ伝わった。
 
・紀元前1世紀頃
「アルメニアのリンゴ」という呼び名で地中海に伝わる。
 
・中世頃
「太陽の金の卵」と呼ばれるようになる。
 
・16世紀頃
西ヨーロッパに位置する、イギリスやフランスに伝わる。
 
・18世紀
アメリカに移民者と共に持ち込まれ、栽培が始まる。その後、カリフォルニアが世界一大規模なアンズの栽培地となる。
 
 

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杏子と杏仁豆腐の関係は?

「杏仁豆腐」の最初の文字、「杏」という字を見てお分かりの通りアンズとあります。これはアンズの種が使われているからなのですが、それぞれ杏仁豆腐の元と、アンズの種について紹介します。
 

アンズの種とは?

完熟した果実は傷むのが早いので、直ぐに食べるか「干しアンズ、ジャム、シロップ、砂糖漬け」の様に保存食にして食べてきました。そして、種子はアミグダリンが含まれていて、咳止めに効果があります。つまり、実も種も重宝されてきたのです。
 

アンズと杏仁豆腐の関係は?

アンズの種の核の中には二種類あって、「苦仁は薬用」「甘仁は食用」と使い分けられてきました。そして杏仁豆腐は、殻を割り、中の白い仁を取り出し、水に浸け、水と一緒に仁を砕き、布などでこした白い汁をゼラチンなどで固めて杏仁豆腐となります。つまり、アンズの種の汁で作られているという訳です。
 
 

最後に一言

アンズの季節は日本では梅雨~初夏。生を楽しむなら長野県か青森県で多く栽培されているので、お出かけしてみては如何でしょうか?それでは、アンズを見かけたら古い歴史があるんだな、と思い出して下さいね。
 
 
 

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