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ウナギ料理には海外と日本にはどんな種類と歴史がある?

   


鰻の蒲焼は日本を代表する料理の一つとして、広く海外に知られています。でも、日本人だけがウナギを食べてきたわけではありません。遥か昔、海外でもウナギを日常的に食べてきたのです。そんな、国内外のウナギ料理の歴史と食べ方を紹介しますね。
 

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うなぎ料理の海外の歴史は?

日本の代表的なウナギ料理は蒲焼ですが、他の国ではどんな食べ方をしてきたのでしょうか?ヨーロッパのウナギの歴史から紹介しますね。

ウナギとペロポネソス戦争?

ペロポネソス戦争とは紀元前431年~404年に、デロス同盟軍(現アテネが中心)とペロポネソス同盟軍(スパルタが中心)による戦争がありました。場所は古代ギリシア。
 
この戦争を舞台に、古代ギリシアに住むアリストファネスという喜劇・風刺詩人が、「アカルナイの人々」というギリシア喜劇の中で最古と言われる作品を作りました。
 
「アカルナイの人々」の作中で、「1ドラクマでコエスの祭への鶫(つぐみ)を分けてくれるように、また、3ドラクマでコパイス湖の鰻を~」という言葉が登場します。すでにこの頃からウナギは身近な食材だったのですね。
 

ヨーロッパのウナギの生態は?

ヨーロッパ各地の河川に生息するウナギは、大西洋沖で孵化すると考えられていています。孵化後、11月~3月頃のメキシコ湾流に乗って北上、その後、ヨーロッパ各地の河川に戻っていきます。
 

フランスのウナギ!

13世紀頃の、ローマ教皇マルティヌス4世(フランス出身)が死んだのは、ウナギの食べ過ぎだとダンテ(1256~1321年)の「神曲」に記載されている。
 
因みに、フランス語のウナギは「anguille・アンギーユ」と言い、「ラテン語のanguilla」が変化した言葉です。
 
 

うなぎの海外料理にはどんな種類がある?

日本では、さばいたウナギを醤油味でBBQした料理の蒲焼が主流ですが、海外にはどんなウナギ料理があるのか、簡単に紹介しますね。
 

〇イギリスのウナギゼリー

16世紀頃のロンドンでは、庶民の主食と言えるほど身近な食材でした。19世紀後半にウナギ料理店が出来きます。こうして、ウナギを輪切りし、酢、水、レモン、ナツメグなどを入れて煮込み、ウナギのゼラチンを利用した「ウナギゼリー」が考案されました。
 

〇ドイツや北欧のウナギの燻製と酢漬

ウナギを開いてスモークしたあと、サンドイッチに挟んで食べます。また、ザワ―クライドやピクルスのように、酢やワインと果物や野菜と一緒に漬けこみます。いずれにしても、ウナギは主食であり保存食なのでしょう。
 

アジアのウナギ料理は?

ベトナム料理では、カリッと炒めたウナギの入った「春雨のスープ」「春雨の和え物」「春雨の炒め物」があります。中国では「蒸し」「炒め煮」「酒に漬けた揚げ物」など、食べ方が多様です。
 

〇フランスやイタリアなどの共通するワイン煮

フランス人がウナギを食べるのは広く知られていますが、イギリス、フランスに限らず、ヨーロッパ各地で「輪切りにしたウナギのワイン煮」があります。

作り方は、輪切りより「開いて骨を取ったウナギ」がおすすめ。「バター・塩・こしょう」を鍋に入れて加熱、「赤ワイン」1/2カップを加えて半分まで煮詰め、「ウナギ」を加えて蓋をして弱火、途中ひっくり返しながら火が通るまで蒸し煮で完成。
 

〇スペインのアンギラス?

言語として「アンギラス」とは「ウナギ」という意味ですが、料理名は「ウナギの稚魚料理」です。
 
調理方法は、「カスエラ」という土鍋を火にかけ、「オリーブ油・ニンニク・唐辛子」を入れ、「ウナギの稚魚」を入れて炒めて蓋をします。
 
ウナギに火が通るまで暫くしそのままにして、蓋をとるとジュージュー音と湯気が立っている熱い間に食べます。
  
 

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ウナギ食の日本の歴史は?

日本の歴史にウナギが登場するのと、ウナギ料理が文献に登場するのはいつ頃なのでしょうか?この二つは、長い年月の隔たりがあります。
 

発掘されたウナギの骨!

縄文時代の約5000年前と推定される、数か所の貝塚からウナギの骨が出土しています。このことから、自然死した化石でなく、食べた跡と考えられています。
 

ウナギ料理の登場!

ウナギが文字として登場するのは「万葉集」(750年頃~800年頃)で、大伴家持という人物が詠っています。平安時代の食べ方は白蒸しに塩味。
 
ウナギの蒲焼は「鈴鹿家記」(1399年・応永6年)。蒲焼の始まりは、筒切りして串に刺して焼いて食べ、蒲の穂に似ているから蒲焼といいます。
 

現在のウナギの蒲焼の登場!

室町時代頃までは、塩や山椒味噌や醤油などで食べていましたが、現在の様な味になったのは江戸時代に入ってからです。18世紀の千葉県で濃い口醤油が考案され、濃口で焼いた現在のような蒲焼が完成したのです。
 
 

最後に一言

日本人だけがうなぎを食べている訳ではありません。
今では高級食材の鰻ですが、ヨーロッパでも、日本以外のアジアでも、世界各地食べられてきた庶民の栄養源だったのですね。それでは、海外でもウナギ料理はあるので、もし見かけたら挑戦してみては如何でしょうか。
 
 
 

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