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祇園祭と天王祭は同じ祭り?共通する牛頭天王と夏の厄払いとは?

   


日本を代表するお祭りの一つに、祇園祭と天王祭があります。それぞれ、全く異なるお祭りですが、この二つのお祭りの元を正せば同じお祭りと考える事が出来るのです。それぞれ、どんなお祭りで、どんな共通点があるのかご紹介します。
 

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祇園祭と天王祭で祀る牛頭天王とは?

お祭りの目的には分類できますが、本来全く別のお祭りの祇園祭と天王祭では、「夏祭り」「厄除け」「同じ神様を祀っている」という共通点があります。
 

〇牛頭天王とは?

元はインドに由来していて、釈迦が説法を行った5つの天竺御精舎の一つ、祇園精舎(正式名:祇樹給孤独園精舎・ぎじゅぎっこどくおんしょうじゃ)を守護する神様の一人といわれています。
 
牛頭天王は、元々どの様な神様だったのか解明されていません。別名、武塔天神(ムトウテンジン)、素戔嗚尊/須佐之男命(スサノオ)と同じ神様と考えられています。
 
スサノオであり牛頭天王であるは、厄除けの神様であり疫病神の一人と見られています。だから、この神様のお祭りでは、厄除けであり、様々な禍(わざわい)や厄を、更に強い厄をもたらす神様で祓うという事になります。
 

〇祇園祭と天王祭と夏の厄払い祭とは?

この2つは、牛頭天王を祀る夏のお祭りで、どちらも夏に起こる疫病を祓う為に行われます。また、この時期には、他の厄払いのお祭りも日本各地で行われています。
 
水神祭りが、夏の厄払いとして各地で行われています。東海や関東付近では、天王祭りとは水神祭として行われています。例えば、掛川市の天王祭、品川の天王祭、伊勢・河崎の天王などが良い例です。
 
夏越の祓では、茅の輪を潜って半年たまった穢れを払う行事があります。この時の御祭神が、牛頭天王という神社があって厄を祓ってくれます。こうしてみて見ると、多くの夏祭りの元は、天王祭り/祇園祭りと考える事が出来ます。
 
 

牛頭天王を祀る天王祭はどんなお祭り?

日本各地で行われていますが、基本的には旧暦6月15日に行われる夏祭りです。でも、各地で開催日が異なります。
 
関東を中心に、福島県、中部、三重県などで行われる、夏の祓いを目的としたお祭りです。例えば・・・・・・、
 
愛知県の筒井町・出来町天王祭は、6月第1土・日
神奈川県の小動神社と八坂神社の合同祭は、7月の第1日曜日~第2日曜日
福島県の須賀川では、街に仮殿が設置される。毎年7月14日
神奈川県の箱根・諏訪神社は、7月第3日曜日
尾張津島天王祭は、7月の第4土・日
 
この様に、夜通し、1週間、週末の2日間、1日だけ、神社合同など、地域によって開催日も期間も内容も異なります。共通するのはスサノオを御祭神とした、夏の厄落とし、厄払いとなります。
 
 

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牛頭天王を祀る祇園祭はどんなお祭り?

このお祭りは、平安時代・貞観(859~877年)の頃、京都の八坂神社で始まった、日本を代表するお祭りの一つです。祇園祭は、祇園精舎から由来となります。
 
特徴は、7月1日~月末まで約1ヶ月続くお祭り、山車の一つ山鉾行事が重要無形民俗文化財に、山鉾が重要有形民俗文化財に指定されていることで、やはりスサノオを祀り、厄除けのお祭りなのです。
 
平安時代の頃、夏に流行る疫病は、非業の死を遂げた者の怨霊が起こしていると考えられていました。貞観には、富士山噴火、陸奥の大地震と津波、毎年夏に流行る疫病などが蔓延。これにより・・・・・・、
 
863年、朝廷の年中行事に神泉苑でお祓いを行う。
 
869年、牛頭天王を祀って御霊会が行われる。(祇園祭の始まりと考えられている)
 
972年、八坂神社で毎年この行事が行われる。
 

祇園祭の名称の由来は?

祇園祭の呼び名の始まりは、神仏習合の時、八坂神社が比叡山に属して祇園社と呼ばれました。祇園社の御祭神が牛頭天王で、仏教の聖地である祇園精舎の守護神でもあり、神社名や周辺の地名も祇園となり、祭礼の名も祇園御霊会となったのである。
 
その後、明治時代に神仏分離令が発せられて、神社名が八坂神社に戻った際に、祭礼名も仏教行事の「祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)」から、元の「祇園祭」に変更されました。
 
 

最後に一言

全く異なるお祭りの天王祭と祇園祭ですが、御祭神の牛頭天王・夏の厄払いが共通しているので、元々は同じお祭りだったのではないかと考えられます。それでは、6月~7月にかけて開催される夏祭りをお楽しみください。 
  
 
 

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