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お中元の起源と贈答の歴史!元はどんな意味?

   


徐々に薄れていますが、お中元という贈答習慣がありますよね。ところが、元々は「中元」という言葉と贈答には全く関係性はありません。それではこの言葉と習慣はどこから来たのでしょうか?そんな「中元」の始まりと言葉の意味、この習慣の歴史を紹介します。
 

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お中元の起源と由来は?

日本の伝統行事の多くは、中国から伝来していますが、この「中元」という言葉もその一つです。でも、一体、どの様な意味なのでしょうか?
 

中元は道教が由来?

元々、「中元」という言葉は、中国の三大宗教の一つ、道教という宗教の思想に由来していて三元の一つとなります。

道教とは、方術、道術、風水、占星術、陰陽思想、道の教えなどが組み合わさった宗教で、唯一神がいません。日本に置き換えると、神道と陰陽が合わさったものと考えると近いでしょう。(※話がそれるので、具体的な道教の説明を省きます。)
 
三元とは、この道教の教えの一つで、次の日にちを指しています。

上元・・・1月15日
中元・・・7月15日
下元・・・10月15日
 

上元・中元・下元の三元とは?

これらの日には、天官、地官、水官の3官が、人の善悪や功徳を調べると考えられているのと、それぞれ3官の誕生日なのです。

上元・・・人に福を授ける天官が生まれた日。
中元・・・人の罪を赦す神の地官が生まれた日。
下元・・・水火などの厄(災い)を防ぐ水官が生まれた日

この中元の日には、道教の道士が経典を読んで亡者や迷う人達を導きます。この道教の中元に対して、仏教では盂蘭盆会を行って亡者や迷う人達を導きます。
 
この思想と言葉が日本に伝わり、道教以外の形として日本に定着していきます。次は、いつ頃、どの様にして日本で中元が始まったのか紹介しますね。
 
 

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日本の中元と贈答の歴史は?

現代の「お中元」という贈答習慣は、割と近年に入ってから定着した習慣です。先ずは、日本最古の中元にまつわる行事と、それに対して行われた盂蘭盆会はいつ頃なのでしょうか?
 

日本の中元と盂蘭盆会の始まりは?

6世紀~7世紀にかけて、隋や唐から様々な文化が伝来しました。その代表的な一つが仏教ですが、道教思想も伝わります。例えば、占星や方角などが良い例です。それが行事として行われます。

606年、推古天皇の頃
日本書紀に「4月8日、7月15日に説斎す。(年に2回、食事をする法会が行われた)」とあるのが、中元行事の元始まりと考えられます。

657年、斉明天皇の頃
「須弥山(すみのやま)の像(かた)を飛鳥寺の西に作る。且(また)、盂蘭盆会説く」と、この様に盂蘭盆会の言葉が登場します。

 

贈答のお中元の始まりは?

江戸時代頃、お正月のお年玉と同じ様に、お盆の頃に祝儀の贈答が行われていました。贈物は、関西では素麺、関東では米や麦粉が主流で、親方や両親に持っていく事を、この時期の言葉にちなんで中元と呼ぶようになります。

明治時代後半・・・お中元と称した贈答習慣の定着
 
「現代行われているお中元」は、盆礼、八朔札、暑中見舞いなど、様々な贈答習慣が合わさって、慣例化され、中元の日前後に行われる贈答という意味で「お中元」と呼ばれるようになったと考えられます。
 
 

最後に一言

元は宗教的な中国由来の行事で、飛鳥時代頃に日本へ伝わり、食事会、読み物、仏事を行う日だったのですね。それでは、7月15日の中元には、昔にならって食事会をひらくのも一興ではないでしょうか。
 
参考:日本年中行事
 
 
 

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