コートとジャケットの違いはどこにある?スーツとはどんな服のこと?
コートとジャケットは似た服というイメージがありますが、一体どこが違うのでしょうか?また、コートやジャケットの下に着るスーツは、日本では背広の事です。でも英語ではもっと広い意味で使われています。そんな、これらの服の違いについて紹介します。
コートとジャケットの違いは?
コートも、ジャケットも、どちらも服の上から着るので、上着の一種ですよね。それでは日本語と英語では、それぞれどの様に説明しているのでしょうか?
日本語の辞書でコートとジャケットとは?
ジャケットとは・・・洋服の上に切る上着の総称
参考:小学館・日本国語大辞典
英英辞書でコートとジャケットとは?
・外出時に服の上から着る長い丈の上着
・ヒップより下までの長さがある、屋外で体を温める上着のこと
・体を温める、洋服の上に着る衣類
・短いコートの事
・正面の下で開閉する様々な形の短いコート
・腰~ヒップから上を覆う、服の外に着る衣類
・腰~ヒップから上を覆い、体の正面で開け閉めする締め具のついている衣類
つまり、突き詰めると
「ヒップから上の丈= ジャケット」
「ヒップより下の丈= コート」
となります。
コートとジャケットの重ね着はあり?
上着の上に上着と考えると、非常におかしい事だと思いませんか?本来は服の上、スーツの上に、雨を防ぐため、体を温める為に着る服が上着で、その種類がコートとジャケットですよね。
2重の上着は状況次第?
例えば、雨の日にスーツの上に、寒い日にスーツの上にコートを着ます。スーツの上着はジャケットとですよね。そう考えれば、「丈の短いジャケットの上にコート」は当たり前で良いという事になります。
他にも、スキージャケットの上にベンチコートを着て、大会関係者としてジッと立ってい手も可笑しくはありません。だから街中でも、「ジャケットの上にコートの重ね着は一般的」と言って良いでしょう。
コートとジャケットの重ね着の注意!
私服で着るジャケット、例えばミリタリージャケットやダウンジャケットの上に、背広用のコートを着るなど、中と外の組み合わせを気を付けてくださいね。
また、当たり前ですが、丈の長いコートの上に、丈のの短いジャケットを着ないように気を付けてくださいね。それでは、先程から出てくる「スーツ」とはどんな服のことなのでしょうか?
スーツとはどんな意味でどんな服の事?
今度は、視点を変えて「スーツ」について説明しますね。日本語でスーツというと、仕事のときに着る服、ネクタイに背広の総称というイメージではないでしょうか?
日本語の辞書では?
オンラインで適当に検索して、出てきた言葉を簡単にまとめました。日本の一般的なイメージ通りではないでしょうか。
・紳士服の上下セットの背広。ベストは込みでも構わない
・婦人服の上着とスカートのセット
本来のスーツとは?
お分かりの通り、スーツとは英語ですが、どんな意味で使われているのでしょうか?
・ジャケットとパンツかスカートのセットで着る服
・同じ素材で作られたジャケットとパンツかスカート
参考:ケンブリッジ/オクスフォード、オンライン辞書
つまり、仕事で着る服であろうがなかろうが、ゴアテックス、ゴム、絹、麻など、どの素材でも構わず、上下同じデザインの上着と履くもの(パンツ/スカート)の事が「スーツ」になります。
最後に一言
コート・ジャケットの違いとスーツとはどんな服のことなのかお分かり頂けたと思います。それでは、コート・ジャケットを通じて、個性を生かした独自のファッションを楽しんでくださいね。