東京のおすすめ正月観光は恒例の伝統行事 鷹狩
2015/12/29
年末から正月明けくらいまで東京に行く人がいます。
観光や仕事で行く人、親類を尋ねに行く人など様々ですが、
でも、残念ながら正月~3日はお休みのところが殆どです。
そこで、正月ならではの東京らしい観光地、
明治神宮、皇居で一般参賀に並ぶ”浜離宮恩賜庭園の鷹狩”があります。
この浜離宮恩賜庭園では1月2日と3日の2日間だけ鷹狩といわれる行事があり、
他の参拝する場所などに比べると、混雑がやや少なめな観光地だというところも嬉しい点です。
1600年以上の歴史がある年に1度の鷹狩こと、
伝統の技”放鷹術”を見てはいかがでしょうか。
1、東京の正月イベント、浜離宮恩賜庭園の鷹狩
2、東京の正月に浜離宮恩賜庭園で行われるイベント
3、東京の観光と浜離宮恩賜庭園へのアクセス
を紹介していきます。
東京の正月イベント、浜離宮恩賜庭園の鷹狩
東京湾から海水を入れて潮の満ち引きで景色の趣を楽しむ池と
淡水でできた鴨池があります。
この地は1624~1644年頃まで、将軍家の鷹狩場でした。
1654年、四代将軍家綱の弟、松平綱重が初めて屋敷を建てたました。
”甲府浜屋敷”という別邸を、海を埋め立てて建設した後、
将軍家の別邸として浜御殿という名称が付きました。
少しづつ造園されて江戸時代後半に完成。
明治に入ってからは皇室の離宮となり、名前も浜離宮に変更。
1869年 明治2年、迎賓館が完成。日本最初の洋風建築でした。
1879年 明治12年に第18代アメリカ大統領グラント将軍が引退後来日したとき、
この迎賓館に約2ケ月滞在して、明治天皇とも交流を深めました。
※当時の建物は関東大地震の被害で取り壊され、
現在は再建築された建物があります。
1948年、国の文化財保護法で、国の名勝・史跡に指定
1952年、国の特別名勝・特別史跡に指定。
新春の恒例、放鷹術(ほうようじゅつ)!
・開催日時: 1月2日・3日 11am・2pm (約60分づつ) ※雨天中止
・開催場所: 内堀広場
・参加方法: 当日自由観覧
・鷹狩について
両日11amは、電通ビルの屋上から「オオタカの急降下」という
放鷹術が披露されます。
鷹狩(放鷹)はアジア大陸でで4000年以上前に発祥したと言われ、
日本では4世紀頃、仁徳天皇の時代に鷹狩専門の部署が設けられたとあります。
徳川将軍家を始め、各時代で大切にされ、
途絶えることなく約1650年以上の歴史のある、最も古い伝統猟法の一つです。
諏訪神社には狩猟の神が奉られていて、
鷹猟の神事をしていた諏訪流は最も伝統的な流派の一つとして、
毎年浜離宮恩賜庭園で放鷹術を披露しています。
東京の正月に浜離宮恩賜庭園で行われるイベント
お楽しみ広場にて
羽根つき・独楽まわしなど、昔懐かしい正月遊びが体験出来ます。
また庭園職員の説明がつきなので、初めて遊ぶ人でも安心して参加できます。
開催日時: 1月2日・3日 10am~3:30pm ※荒天中止
開催場所: 野外卓広場
軽飲食の販売
江戸時代、将軍家斉が食したと記されていたレシピを再現!
将軍の食した雑煮など堪能できます。
開催日時: 1月2日・3日 10am~4pm ※天候により中止の場合あり
開催場所: 内堀広場
抹茶の茶菓子
潮入の池に沿って建つ茶屋で、季節のお菓子と抹茶を堪能できます。
開催日時: 中島の御茶屋 1月2日・3日 9am~4:45pm
松の御茶屋 1月2日・3日 10am~4pm
開催場所: 中島の御茶屋、松の御茶屋
定員: 松の御茶屋は1日12回、30分毎開催、定員15名(30分間の時間制)
料金: 中島の御茶屋 510円(上生菓子付きは720円)
松の御茶屋 820円(上生菓子・建物ガイド付き)
※入園料とは別料金となります。
庭園ガイド
庭園ガイドの案内で、園内散策を楽しめます。
開催日時: 1月2日・3日 10am・1pm (約60分) ※雨天中止
集合場所: サービスセンター前
旬の植物・お花畑・ボタン園
1月~2月はロウバイの季節です。
花の付き方は気候によって毎年変わります。
1月2日・3日に綺麗に咲き始めているといいですね
残念ながら、コスモス・ボタン・菜の花畑がありますが、
お正月は旬ではないので、お花を楽しむことはできません。
春や秋など、旬の季節に再来園してください。
東京の観光と浜離宮恩賜庭園へのアクセス
浜離宮恩賜庭園
住所: 東京都中央区浜離宮庭園1-1
電話: 03-3541-0200
開園日時
時間: 9am – 5pm
休園日: 12/29 – 1/1
入場料
一般: 300円
65歳以上: 150円
※小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料
都立9庭園共通パスポート
一般:4,000円 65歳以上:2,000円
年間パスポート
一般:1,200円 65歳以上:600円
アクセスの案内
・大手門口
都営地下鉄大江戸線 築地市場・汐留、 ゆりかもめ 汐留
各駅から徒歩7分
JR・東京メトロ銀座線・都営地下鉄浅草線
新橋駅から徒歩12分
・中の御門口
都営地下鉄大江戸線 汐留から徒歩5分
JR 浜松町から徒歩15分
・水上バス(日の出桟橋─浅草)
浅草 - 浜離宮 ¥620
東京水辺ライン 浜離宮発着場下船
※乗船区間によって料金は変わります。
※料金は予告なく変更される場合があります。
※入園料が別途かかります
時刻表 ※オレンジで記されている便は土日祝のみ運行
浅草から
浜離宮から
ルート地図
・車
障碍者・車いすの方のみ駐車可能です。
その他の人は付近の公共駐車場をご利用ください。
高速道路の下、海岸通の地下に汐留駐車場、
汐留住友ビルの地下にも駐車場があります。
まとめ
ちょっとおまけの観光に、
旧芝離宮恩賜庭園散策が”浜松町駅”もしくは”大門駅”にあります。
東京9庭園の一つで入場料は大人¥150と入りやすい金額です。
浜離宮恩賜庭園に比べて敷地はかなり狭いので、
ちょっと息抜きに良いかもしれません。
正月の明治神宮や皇居で参賀などは非常に込み合います。
また、全国各地の神社も初詣等で同様です。
でも折角のお休みですから、遊びたい人や観光がてら、
日本らしい正月のイベントに参加してみてはいかがでしょうか。