喪中はがきの返信の仕方と亡くなった事を葉書で知った時の対応
喪中はがきを受け取ったとき、最初に迷うのが、返信するかどうか?次にどんな内容で返信するか?最後に返信する期間だと思います。また亡くなった事を喪中はがきで初めて知ったということもあります。こんな時の喪中はがきの返信の仕方について紹介します。
喪中はがきの返信はいつまでに出す?
最初に考えるのは、喪中はがきの返信を「出す」「出さない」という選択があります。通常、頂いたお手紙や礼状には返信するもの、と考えると思います。でも、喪中はがきの場合は少し違います。
喪中はがきの場合、「返信は必要ありません」
個人の場合と会社の場合では全く同じという訳ではありませんが、会社関係の場合、通常返信が返ってくることはありません。
稀に様々な理由で返信を頂くことがありますが、ほぼ無いと考えた方が良いでしょう。だから、個人でも同じように返信しなくても、失礼にはあたりません。
故人と親しかった、返信したい、電話連絡より手紙にしたい、というときは「返信」してください。もし返信するなら時期を見計らないと、文面の内容に多少差が出てきます。
〇気を付ける注意点は?
・喪中はがきが届いたらすぐに対応をすること
・年内の対応は、お悔やみ
・12月15日までに喪中はがきを受け取った場合
→ 年内にお悔やみの連絡をします。「手紙か電話」
・12月15日までに受け取ったけど返信できなかった場合。相手の手違いで年末や年明けに届いた場合
→ 1月8日~2/3日頃に届くように「寒中見舞い」として送ります。
ここまでは、すでに故人が亡くなっていることを知っている場合が多いんです。なぜなら、喪中はがきを出す相手は、親族か故人や遺族と親しい間柄で、葬儀や通夜の連絡が届いているからです。
亡くなったことを喪中はがきで知ったなら?
どんなに親族や親しい間柄だったとはいっても、何かの手違いで連絡が届いていなかったということもあります。
そしてこの喪中はがきで、「初めて亡くなった事を知った」ということもあると思います。こんなときは「喪中はがきの返事」「お悔やみの連絡」は必要ですよね。
〇気を付けるのは
・理由は色々ありますが、亡くなった事を知らずにいたお詫び
・喪中はがきで知らせて頂いたお礼
・お悔やみの言葉
・年賀状を辞退すること
これらの言葉を含めて返信することは大切です。ただし、はがきで返信する以外にも、お電話で速やかにこれらのことを伝えて、返信しないという方法もあります。
どちらでも、その場の状況に合わせてご対応くださいね。
喪中はがきの返信の書き方は?
喪中はがきを返信するときの書き方を紹介します。
〇書き方は?
文章内容は、喪中はがきを贈ってくれたことへのお礼とお悔やみのためです。
・「縦書き」と「横書き」がありますが、どちらでも構いません
・亡くなった事を知ら無かった場合はお詫び
・お悔やみの言葉
・末尾に年月日
・句読点は入れない
〇年内に返信する場合の例
〇〇様がお亡くなりになられて〇ヶ月になり
慌ただしさも少し落ち着かれた頃でしょうが
まだお寂しい日々をお過ごしのことと存じ上げます
喪服中でいらっしゃいますので
お年賀状は遠慮させていただきます
どうぞお体を大切に新しい年をお迎えになられますよう
心よりお祈り申し上げます
〇年〇月〇日
・冒頭の挨拶分は省きます(あけまして~、寒中見舞い~)
・挨拶状を貰ったお礼
・お悔やみの言葉
※初めて亡くなった事をしたった場合は、その旨を書いてお悔やみの言葉を入れてます
〇年が明けて寒中見舞いとして出す場合
お手紙を拝見してはじめて〇〇様のご逝去をしりました
今まで存じ上げず失礼いたしましたことお許しください
お悔やみ申し上げますとともに
〇〇様のご冥福を心よりお祈り申し上げます
喪服中でいらっしゃいますので
お年賀状は遠慮させていただきます
どうぞお体を大切に新しい年をお迎えになられますよう
心よりお祈り申し上げます
〇年〇月〇日
・亡くなった事を知らなかったのはこちらの非ではありませんが、形式上「知らなくて申し訳ない」とお詫びします。
最後に一言
若い頃は滅多に喪中はがきを受け取ることはありませんが、年を重ねるごと徐々に受け取る機会が増えてくるものです。
無理に返信を出さなくても構いません。お電話で済ます場合もあります。でも、はがきで返信されると、相手は丁寧に感じるものです。
それでは、喪中はがきを受け取ったら慌てずに対応をしてください。