喪中はがきを出す時期とはがきの種類は?書き方の例文
喪中はがきを出す機会は、人生で限られています。主に身内が無くなったときに出しますが、いつまでに出したらいいのでしょうか?また、どんなはがきにどんな内容の書き方するのかなど、喪中はがきの出し方や例文などをご紹介します。
喪中はがはいつ出すの?
喪中はがきは、いつ出したらいいのか?年賀状の代わりに出すものと思われている節もあります。
喪中はがきは、「11月中旬~12月中旬に届くように」出します。
なぜこの時期に出すのか?という前に順を追って説明しますね。
〇喪中はがきの役割
・家族や親戚が亡くなって、喪に服していることを伝えるために出します。
・喪に服している= 「喪中」といいます。
・喪に服している為、年賀状を辞退する旨を伝えます。
〇喪中はがきの時期
・喪に服している期間にだします。服喪期間ともいいます。
・服喪期間は、故人との間柄で期間がかわります。(1か月~1年)
・相手が年賀状を出さないで済むように、11月中旬~12月中旬に届くように出します。
※身内が亡くなった年は、どんな時でも喪中はがきを出すというものではありません。
・喪中の期間
伴侶、両親(義理の両親)・・・1年
祖父母・・・6か月
兄弟、姉妹、子供・・・3か月
義兄弟、義姉妹、孫・・・1か月
叔父叔母、叔父叔母・・・喪服期間なし
〇喪中はがきが間に合わない場合
12月15日までに喪中はがきが届くように出せない場合は、
・年賀状の返信として出す
・松の内(1月1日~1月7日)を過ぎてから「寒中見舞い」として出す
※年が明けて、4~5日経ってから投函すると丁度いいでしょう。
喪中はがきはどんな種類のはがきを使う?
通常喪中はがきを出すときは、「普通の官製はがき」を使用します。
〇どこで買ったものを使えばいいの?
基本的に官製はがきならどこで購入したものでも構いません。
郵便局、文房具屋など
〇官製はがきにはサイズがある?
官製はがきにはサイズは均一ですが、紙の種類によって厚さが異なる場合があります。因みに、和紙だと少し厚みが出ます。
通常サイズ・通常用紙
サイズ:100mm x 148mm
厚さ:0.21mm
〇喪中はがき用のはがきはある?
郵便局では、専用のはがきが販売されています。デザインは郵便局次第なので、好みかどうかは確認してくださいね。
2~3種類あるので、官製はがきにするか、絵柄や文章入りを選ぶかはお任せします。
喪中はがきの書き方と例文は?
喪中はがきを書くときの、基本的な内容の決まりまがあります。
また基本的には、縦書きで書くものですが、近年では横書きで書いても問題ありません。
1、書き出しに喪中であることを伝える
2、誰がいつ亡くなったのか記載
3、日頃の感謝や挨拶などの言葉
4、日付・住所・氏名を記載
祖母 △△ 〇〇が去る〇月〇日に永眠致しました
平素のご厚情に深く感謝申し上げますと共に
これからもお付き合いの程宜しくお願い申し上げます
〇〇年12月
〒□□□-□□□□
~ 住所 ~
氏名
・句読点はいれません
・拝啓や敬具(頭語。結語といいます)などはいれません
・時候の挨拶(季節を表す言葉)はいれません
・仕事関係の場合は、元役職・現役職と氏名を文面に入れます
・仕事関係の場合は、「今後ともお付き合いの程を・・・」「ご指導の程を・・・」と、変わらないお取引の関係を表す言葉が入ります。
最後に一言
喪中はがきを出しなれている人は、珍しいと思いますが、殆どの人が慣れていないので、多少の書き間違えや、はがきの選択ミスがあっても仕方ないでしょう。
大切なのは、先方に喪中であることと、年賀状が必要ない旨を伝えてください。出し忘れたとしても年が明けてから送れば問題ありません。