あっとすしでほっとして

鮭とマスとサーモンの違いは何?それぞれ種類を一覧で紹介!

      2019/05/21


鮭とマスは違う魚と認識してきましたが、近年、鮭とマスはDNA上同じ生物である。という研究成果が出ています。また、鮭とサーモンの使い分けが分かり辛いと言われています。そこで、鮭、マス、サーモンの違いと、どんな種類がいるのか紹介しますね。
 

スポンサードリンク

鮭とマスとサーモンの違いはどこにあるの?

鮭とマスは、生物学上(DNA)ではほぼ同じ生物となりますが、それぞれ海水と淡水に生息しているという違いがあります。

鮭= Salmon・サーモン
鮭は降海型で、降海型とは「淡水で生まれて海へ下降」する魚の事で、海で生活した後、淡水に戻ってき卵を産みます。生涯を終えます。
 
鱒= Trout・トラウト
マスには2種類「陸封型と降海型」に別れますが、殆どの種類が「淡水で産まれて、淡水で生活」する種類になります。日本ではヤマメ属に1種類と、北米では1種類だけ「降海型」がいます。
 

鮭とサーモンの違いは?

日本語では、7種類いるサケ科の降海型の魚の総称を鮭・サケと呼び、英語での鮭の総称をサーモンと呼びます。因みに、辞書によると「サーモンとは鮭の総称の英語名称」とでています。つまり、鮭もサーモンは日本語で言うのか、英語で言うのかの違いとなります。
 

商品としてのサーモンと魚種のサーモンの違い!

サーモンとは鮭の英語の事と説明しましたが、視点を変えると商品名という場合があります。例えば、サーモントラウトやスモークサーモンの場合、サーモントラウトは商品名で、この方がニジマスより高級感があります。またスモークサーモンの場合は調理方法のことです。私達は、魚の種類と商品名を混同して使っている訳です。
 

サケ属はどんな種類に分類できるの?

サケ科は11属約66種(9属68種説、10属214種説あり)に分類されています。この内、鮭と呼ばれるのは7種類がいます。
→ サケ属(タイヘイヨウサケ属・太平洋)
→ タイセイヨウサケ属(大西洋)
→ イワナ属
→ イトウ属 
→ コクチマス属
→ サルモティムス属 
→ ブラキミスタクス属
 
 

鮭の種類の一覧!

鮭・サーモンと呼ばれるのは7種類ですが、生物学的にサケ属には12種類のサケとマスがいます。その内のサケ・サーモンの種類は次の通りです。
 
・カラフトマス
サケ属:別名:タイヘイヨウサケ属、オンコリンクス属
学名:Oncorhynchus gorbuscha
英名:pink salmon
別名:アオマス・セッパリマスとも呼ばれる。
特徴:繁殖期に雄のみ背中が突起状に変形する。
 
・シロザケ
サケ属:別名:タイヘイヨウサケ属、オンコリンクス属
学名:Oncorhynchus keta
英語:Chum salmon
別名:アキサケ、アキアジ
特徴:日本で最も多く獲れる種類。新巻き鮭で有名。10月~12月に北海道と東北地方の川に遡上する。
 
・ベニザケ・紅鮭(ベニザケの降海型)
サケ属:別名:タイヘイヨウサケ属、オンコリンクス属
学名:Oncorhynchus nerka
英:Sockeye salmon
特徴:産卵で川を遡上する頃になると、体が紅色に変わるので紅鮭と呼ばれる。
 
・ベニサケ→ ヒメマス・姫鱒(ベニザケの陸封型)
サケ属:別名:タイヘイヨウサケ属、オンコリンクス属
学名:Oncorhynchus nerka
英語:Kokanee 
特徴:川や湖に生息。ベニザケと同じ種類で、産卵期に体が紅色に染まる。
 
・ギンザケ・銀鮭
サケ属:別名:タイヘイヨウサケ属、オンコリンクス属
学名:Oncorhynchus kisutsh
英語:Coho/Silver Salmon
特徴:北海道や三陸地方で稀に捕獲できるが、日本では少ない種類。宮城県やチリで養殖が盛ん。
 
・マスノスケ・鱒の介
サケ属:別名:タイヘイヨウサケ属、オンコリンクス属
学名:Oncorhynchus tshawytscha
英語:King salmon
特徴:サケ属中では最も冷水を好む。日本では滅多に獲れない種類。アラスカ沖太平洋を中心に生息している。鮭の中では一番脂がのっている。
 
・サクラマス
タイヘイヨウサケ属
学名:Oncorhynchus masou
英語:Masu salmon、Cherry salmon
特徴:この魚の陸封型がヤマメです。オホーツク海、朝鮮半島、日本に生息。
 
・タイセイヨウサケ
タイセイヨウサケ属
学名:Salmo salar
英語:Atlantic Salmon・アトランティック・サーモン
特徴:タイセイヨウサケ属の唯一のサケと呼ばれる種類で、大西洋にのみ生息している。
 
・ブラウントラウト(タイセイヨウサケ属)
タイセイヨウサケ属
学名:Salmo trutta
英語:Brown Trout
別名:シートラウト、茶マス
特徴:河川型・降湖型・降海型の3タイプに分類できる。元々はヨーロッパとアジアに生息していたと思われるが、世界中に放流され広まった。
 

スポンサードリンク

マスの種類の一覧!

サケ科サケ属の陸封型(淡水に生息する種類)のマスを多きく分類すると、次の3種類に分ける事が出来ます。
 

サケ属

・ニジマス・虹鱒
学名:Oncorhynchus mykiss
英名:Rainbow trout 
特徴:アメリカから輸入され、放流、養殖された魚です。外来種という事になります。
 
・ニジマス→ スチールヘッド 
学名:Oncorhynchus mykiss
英語:Steelhead
特徴:北米の一部の地域に、海と川を行き来する魚で、サケと同じ位のサイズに成長します。
 
・サクラマス・桜鱒(降海型)
学名:Oncorhynchus masou
英語:Masu salmon、Cherry salmon
 
・サクラマス→ ヤマメ・山女魚(陸封型)
学名:Oncorhynchus masou masou
英語:Cherry trout、Yamame trout
特徴:北海道から九州までの川の上流に住んでいます。
 
・サツキマス・皐月鱒(降海型)
学名:Oncorhynchus masou ishikawae
英名:Red spotted masu trout、Satsukimasu salmon
特徴:サクラマスの亜種
 
・サツキマス→ アマゴ(陸封型)
学名・英語:どちらもサツキマスと同じ
特徴:神奈川県西部から西に生息する日本の固有種。雨子、雨魚、甘子、天魚と書く。ヤマメは東と北日本、アマゴは西日本に生息している。

 

タイセイヨウサケ属(サルモ属)・43種類

ブラウントラウト・タイセイヨウサケ。学名・英名は先程サケで説明した通り。
 

イワナ属・5種類

川と海を数回往来。産卵後も生存して長くいきます。川を遡上し始めても餌を食べます。
・イワナ・岩魚
学:・Salvelinus malma 
英語:Char
特徴冷水環境を好み温暖な地方に生息する。
 
・アメマス・雨鱒
学名:Salvelinus leucomaenis leucomaenis
英語:Japanese char
特徴:イワナより冷水域を好むと考えらている。
 
・オショロコマ
学名:Salvelinus malma
英語:Dolly varden
特徴:日本では北海道にしか生息していない淡水魚。
 
・ミヤベイワナ
学名:Salvelinus malma miyabei
特徴:北海道の然別湖にのみ生息する淡水魚でオショロコマに近い種類。
 
・カワマス
学名:Salvelinus fontinalis
英語:Brook trout
特徴:澄んだ低水温で、pH範囲が安定した淡水に生息する。土地開発、酸性雨などpHレベルの変化に敏感な魚で、世界中で個体数が激減しています。
 

イトウ属(サルベリヌス属)

5種類
・イトウ・伊富、伊富魚、伊当
学名:Hucho perryi
英語:Japanese huchen、Sakhaline taimen
特徴:淡水魚で、北海道の一部、樺太、南千島に生息しているが、自然増殖はほぼない絶滅危惧種。
 
・チョウコウイトウ・長江イトウ
学名:Hucho bleekeri
特徴:中国の固有種。中国語では四川哲。
 
・ドナウイトウ
学名:Hucho hucho
英語:Huchen
 
・アムールイトウ
学名:Hucho taimen
英語:Siberian taimen
 
・高麗イトウ
学名:Hucho ishikawae 
特徴:北韓国原産。詳細不明
 

コクチマス属

・シナノユキマス
学名:C. lavaretus maraena
英語:Maraena whitefish

・モトコクチマス
学名:C. albula 
特徴:詳細不明
 
サルモティムス属1種類
 
ブラキミスタクス属3種類
  
 

最後に一言

お店には様々なサーモンやマスが販売されていますが、商品名と種類が混同されて販売されていると考えると分かり易いでしょう。生物学的にはここで紹介した種類が日本語では鮭と鱒で、英語ではサーモンとトラウトとなります。それでは、これからも美味しくサーモンを食べて下さいね。
 
→ トラウトサーモンとサーモンの違いについてはこちらから 
→ お歳暮の定番、新巻鮭の始まりや食べ方についてはこちらから
 
 
 

スポンサードリンク

ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

 - 秋の食材, 食べ物に関して