どんぐりの名前と木の種類は?松ぼっくりの種類も紹介!
秋になると木の実ができますよね、例えば柿とか栗とか松ぼっくりとか。その一つにドングリがありますが、色々な種類があるのはご存知でしょうか?大小、茶、こげ茶、細長いのや丸いのまで様々です。そんなどんぐりの種類を紹介しますね。
どんぐりの種類と名前の見分け方!
子供の頃にどんぐり拾いをして遊んだ記憶がありませんか?なんで拾うの?何に使うの?というのは一切関係なくて、兎に角拾って集めたいというコレクター魂の持ち主や、どんぐりを使って工作する人、鉢に植えてベランダや庭で育てるという人もいるんです。
でも、近年ではどんぐりが落ちる場所がなかったり木が切られたりして、どんぐり拾いをしたことがない、”同じ種類の”どんぐりしか拾えないという方もいると思いますが、とりあえず里山に行くか、公園を”はしご”してみて下さい。きっとどんぐりが落ちているはずですよ。
そして、拾ってきたどんぐりはどんな種類なのか、なんという名前なのか気になってきますよね。それでは、ドングリと松ぼっくりの種類を紹介しますね。
〇マテバシイ 〇スギ
〇スタジイ 〇トチノキ
〇ケヤマハンノキ 〇クヌギ
〇メタセコイア 〇シラカシ
〇ドイツトウヒ 〇フジ
〇クロマツ/アカマツ 〇ヒマラヤスギ
どんぐりとは?松ぼっくりとは?木の種類
こうして見てみると様々などんぐりがありますが、この「どんんぐりとは実?種?」と疑問に思いませんか?それから、どんな木の種類があるのでしょうか?
◇写真で紹介した「どんぐり」や「松かさ」のなる木
ブナ科
→ マテバシイ属 マテバシイ
→ シイ属 スタジイ
→ コナラ属 シラカシ・クヌギ
ムクロジ科
→ トチノキ属 トチノキ
カバノキ科
→ ハンノキ属 ケヤマハンノキ
マメ科
→ フジ属 フジ
スギ科
→ スギ属 ヒマラヤスギ・スギ
→ メタセコイア属 メタセコイア
マツ科
→ トウヒ属 ドイツトウヒ
→ マツ属 クロマツ・アカマツ
◇どんぐりは実とは?
どんぐりは「果物」の一種です。
例えば、栗、柿、桃などと同じ分類ですね。
外側の部分は「固い皮」で、中は果物と同じように種が詰まった実でできているんですよ。
◇松ぼっくりとは?
「松かさ・松傘・松笠」といいます。そしてこの松かさはどんぐりと同じく「実」になります。種ではありませんよ。
代表的な種類は、松(まつ)、樅(もみ)・杉(すぎ)・栂(つが)・唐檜(トウヒ)など、「針葉樹の実」全般の事になります。
マツ科 11属
→ マツ属
→ モミ属
→ ツガ属
→ トウヒ属(スプルース)
→ カタヤ属
→ ヒマラヤスギ属
→ ユサン属
→ ノトツガ属
→ カラマツ属
→ イヌカラマツ属
→ トガサワラ属
スギ科
→ メタセコイア属
→ スギ属
→ セコイア属
→ その他、多数
※ヒノキ科に再分類されるものが増えています
◇その他、どんぐりのなる木
コナラ属アカガシ亜属
アカガシ・アラカシ・イチイガシ・ウラジロガシ・オキナワウラジロガシ・シラカシ・ツクバネガシ・ハナガガシ
コナラ属コナラ亜属
ナラ・・・アベマキ・カシワ・クヌギ・コナラ・ナラガシワ・ミズナラ
カシ・・・ウバメガシ ※アカガシ亜属とは別種
クリ属 どんぐりとは呼ばずに「クリ」と呼んでいます。
ブナ属 イヌブナ・ブナにはどんぐりはできません。
最後に、どんぐり拾いの時期と一言
日本の広葉樹の半分くらいはブナ科の木と言われています。だから、ほぼ日本中でどんぐりを見つけることができるはずなんですが、時期は地域や環境によって違うので一くくりにはできないんです。
基本的には”秋”の9月~11月にとれますが、東北や北海道のように緯度の高い地域は早く、九州や四国では遅いというわけです。また緯度の高い山岳地では秋が訪れるのが早いので、実ができるのも平野より早いです。
最後に、どんぐりとは「クヌギの実」のことなんです。そしてクヌギとは、クワガタやカブトムシが蜜を吸いに集まってくる代表的な木なので、「カブトムシの木= どんぐり」「クワガタの木= どんぐり」と覚えておくといいですよ。
ただし、スズメバチも蜜に集り、夏は毛虫がいる場合もあるので、気を付けてくださいね。
それでは、今年は何種類くらいどんぐりを集められるのでしょうか?どんぐり拾いをお楽しみください。