苦くないゴーヤーの選び方と苦味の原因の取り方!まだ苦いときは?
ゴーヤーは健康良い、良い栄養素が沢山含まれている、緑のカーテンに最適など、2000年に入った頃からゴーヤーが注目されています。
どの話も魅力的に聞こえますが、一番の問題は「苦味」ですよね。そこでゴーヤーの選び方や苦みの取り方などについて紹介します。
苦くないゴーヤーの選び方のコツ!
苦くないゴーヤーといっても「買うのか?」「収穫するのか?」で状況は変わってきますよね。先ずはお店で「買ってくるゴーヤー」から紹介します。
□買うときのコツと注意点
一言「ゴーヤー」といっても、大雑把に種類を挙げると10種類以上はあるんです。でも買うときの大切な点は「選び方」!種類については、また後ほど詳しくお話ししますね。
・他の野菜同様、表面が傷付いていないもの
・突起の大きさが揃っていて密集しているものは「新鮮で苦い」!
・「緑色が濃いもの」は苦味が強い!
・「突起が小さいもの」は苦味が強い!
だからお店でゴーヤーを選ぶときは、このような外見に気をつけながら選んでください。「色が薄くて、突起が大きくて、あまり突起が密集していないもの」を選ぶように。
□植えて収穫したい人への注意点
「すでに植えてしまいました」という人は、今から苦くない種類に変更はできないので仕方ありません。コツは「色が黄色っぽくなるまで待つ!」です。
緑色のゴーヤーは、実としてはまだ未熟な状態なんです。だから熟れるのを待ってから収穫すると、苦味が少なくて食べやすくなります。
ただし、緑色の方が栄養価が高いので、栄養摂取面から見たら苦いのを我慢して食べた方がいいのですが・・・・・・
でも、黄色くなってからでも、元々栄養価が高い食材なので十分栄養が摂取できると思って下さいね。
・「長れいし」はキュウリのような形で九州に多い言われています。
・「太れいし」は、薄い緑色のゴーヤー。
・「白れいし」も薄い緑色のゴーヤーですが、突起が尖っていないのが特徴。
・「ウッチャボルダエ」は突起がかなり尖っていて、観賞用に多い種類。
・「白長れいし」は真っ白で、もう販売されていないといわれています。
・「タイゴーヤ」は名前の通りタイ産のゴーヤー。
・「汐風」は、冬のハウス用に改良された物。
・「群星(むるぶし)」も沖縄のお店でよくある種類。
・「ベトナムゴーヤ」は名前の通りベトナム産。
・「純白苦瓜」は真っ白な種類でややズングリした外見が特徴。
この通り色々種類があるので、苦くなさそうな種類を買って植えてあげると、収穫がちょっと楽しみになるかもしれないですね。
また、都会のベランダでこじんまりと育てて、種類ごとの食べ比べなんていうのも、一つの楽しみ方かもしれないでよ。
ゴーヤの苦味の原因!わたの取り方
新鮮であまり売れていないゴーヤーが苦いのは仕方ないということは紹介した通りです。また、種類によって苦いものと苦くないものがあるのも分かりました。
1、熟れている を選ぶ
黄色っぽくなっているか、色が薄くて、突起が大きくて、あまり突起が密集していないもの
2、苦くない種類を植える・買ってくる
ゴーヤーを選んだあと、大切な次のステップは、「下ごしらえ」をしっかりとすることで、調理ではここが一番肝心!
3、下ごしらえのコツ
・縦に切る
・種をスプーンなどでこそぎ取る
※この種と実の間に苦味が残り易いので、しっかりと気持ち多めに取ってくださいね。これだけでかなり苦味度合が変わってくるんです。
それでも苦いとき!ゴーヤーの苦味の取り方
苦くなさそうなゴーヤーを「選んだ」、しっかりと「下ごしらえ」もした。それでも苦かった!なんてこともたまにはあります。植物なんですから、たまにはハズレ(アタリ?)のゴーヤーを調理してしまったと思ってください。
だから、「選んで」「下ごしらえ」の他にもう一つの作業「調理方法」が大切なんです。※ここでは、豚肉や油で炒めるなどには触れません。
・電子レンジで加熱
・塩で揉む
・一度冷凍する
・鰹節で苦みを抑える
・水に浸ける
※どの方法も、ゴーヤーの水分と一緒に苦味と栄養が抜けていくのでご注意を!
最期に一言
ここまでアレやコレや手を尽くしてきましたが、それでも苦いゴーヤーに当たることもあるでしょう。これはもう逆に”大当たり!”と思って有り難く「栄養摂取」に努めてくださいね。
そして、次回こそは!と希望を持って、次のゴーヤー料理に再チャレンジをしてください。
それでは、これからも美味しいゴーヤー料理をお楽しみください。