なすには栄養が無いって本当?効用と栄養価と種類について
2019/05/19
ナスは栄養価が低い・栄養が無いといわれていますが、反対に体に良いともいわれています。本当はどんなんでしょうか?そんなに栄養がないなら、無理に食べなくても良さそうですが、実は人気の野菜!そんなナスの栄養や効用などについて紹介しますね。
なすには栄養がある?ない?
冒頭でもご紹介した通り、ナスには栄養が無いという意見があります。実はナスだけに限らず、夏野菜に共通しているのです。理由の一つに、例えばキュウリやレタスのような葉物など、夏野菜は水分を多く含んでいるので水分ばかりで栄養素が少ないと思われているからです。
ナスは全体の約94%が水分でできているので、これだけ見たら本当に水分ばっかりで「栄養なんて殆ど含まれていない」と思われても仕方ないですよね。でもそんなことありません!ビタミンBやC、ミネラルとして鉄分・カリウムやカルシウム、食物繊維を含んだ、バランスよく栄養が摂れる野菜なんです。
ただし、良い栄養素が”多く”含まれていますが、栄養分の”量”はそんなに多くないんです・・・・・。これが栄養価が無い・低い野菜といわれる、もう一つの理由なんです。
なすの効能と栄養価は?
それでは、気になるナスの効能と栄養価について紹介しますね。
□ナスの効能
アントシアニンというポリフェノールの一種が含まれていますが、「抗酸化」「血栓を防ぎ」「目の疲労回復」効果に力を発揮するんです。
更に、夏野菜は体を冷やす効果があるので、「高血圧の人」や「暑さでのぼせる」などの予防に良いとされています。また、血糖値の上昇を抑え、糖尿病や肥満防止効果やポリフェノールが「動脈硬化の予防」「がんの発生や進行の抑制」「老化防止」などに役立つ栄養を含んでいます。旬の野菜は味だけでなく、正に健康にも良いということでしょうか。
気を付けて欲しいのは、冷え性気味の人が摂りすぎると症状が悪化しやすいので、ご注意ください!さらに、ナスとエアコンのダブルで冷えたら、冬より始末がわるそうですよね・・・・。
また、セキの多い人、喘息持ちの人など、食べすぎは悪化する可能性があるといわれているのと、食べすぎは喉を荒らすといわれています。
□ナスの栄養素
ビタミンA・B1・B2・C、カルシウム、鉄、カルシウム・鉄分・カリウムなどのミネラルを含んでいます。
カリウム 230mg
ビタミンB1 0.02mg
ビタミンC 11mg
食物繊維 2.2mg
鉄 0.2mg
ナスの種類
ナスにも色々な種類があります。農家の方ならこんな種類の違いなんて当たり前かもしれませんが、野菜をスーパーで買うのが当たり前の人にはとっても珍しいことなんです。
普段目にする代表的なナス
ちょっと珍しい丸いナス
珍しい青ナス
イタリアでよく見かけるナス
ナスの仲間たち
焼きなすに飽きたら、焼くか軽く湯がいてグリーク(ギリシャ)サラダに入れてみてはいかがです?
ナスは加えて欲しい所ですが、グリークサラダにはフェタチーズ 、オリーブオイル、ブラックオリーブが欠かせません!準備をお忘れなく!
まとめ
ナスにも色々な種類があるのが分かりました。どの種類を食べてもナスはナスですから細かい栄養は気にせず楽しんで食べてくださいね。
また、冷え性の人は控えめの方が良さそうですが、女性の体の事を思って「秋なすは嫁に食わすな」といわれるようななったのか、秋ナスが美味しいから「妻に食べさすまい」としたのかは不明です。
それでは、何事も”過ぎる”ということは良くないことですから、食べ過ぎない程度にナス料理を楽しんでくださいね。