お中元の期間と贈る時期はいつからいつ?遅れて贈るときは?
2016/04/25
日頃お世話になっている人へ贈るのがお中元です。贈り方にも礼儀があって、時期を過ぎたり遅れたら失礼になってしまいます。
それでは、いつ頃から受け取ってもらえばるよう贈ればいいのか?また、遅れた場合の対処などについてご紹介します。
お中元の期間はいつからいつまで
□お中元とは?
古代中国で発祥した、節句のような習慣の一つです。
旧暦1月15日:上元
旧暦7月15日:中元
旧暦10月15日:下元
日本にこの習慣が渡ってきてからは、上元は小正月に、中元はお盆と重なったため、今でも定着した習慣になっています。
下元に関しては、残念ながら日本には定着しませんでしたが、いずれも先祖の霊を祀るための行事です。
□お中元の期間とは?
旧暦で7月15日を指します。お盆のように期間があるわけではありません。
ただし新暦では8月15日で、お盆と重なるので、お盆にお供えできるものを選ばれる機会が多いです。
お中元を贈る時期と相場と注意すること
□お中元を贈る時期
贈る時期は色々気になるもので、8月15日付近だと配送業者が休みだったり、7月上旬で早すぎたらよくないだろうと邪推したり、一度気になり出したら止まらないものですが、現在、お中元を贈る一般的な時期は次の通り。
・関東方面:7月上旬~7月15日
・関西方面:8月上旬~8月15日
割と関東方面の7月にお中元を贈る人が多くなってきています。その理由の一つに、現代の私達は旧暦で物事を考えて行動していません。その証拠に、日本の行事の大半は新暦で決められていますよね。
□お中元の相場
個人差や贈る相手によって金額は前後しますが・・・、
一般的には3000円~5000円くらいといわれています。
もしお中元とお歳暮の両方を贈るなら、お中元の方は控えめで、お歳暮の方がやや高めという人の方が多いです。
□お中元を贈るとき注意すること
・お供え物になる品がメインなので食べ物が多いです。相手の家族構成や仕事での取引相手の環境などを考えて選んでください。
・金券や商品券などを贈る場合、上司や目上の方には失礼になる場合があります。
・健康を気遣う人が増えてきたので、品選びのときは気を付けてください。
・履物関連は、相手を踏むということを連想させるので好ましくないという意見もあります。
お中元を贈る時期に遅れたら
もしこの時期に遅れたら、お中元として贈るのを止めて、残暑見舞いとして贈ります。
お中元の時期:7月上旬~7月15日
暑中見舞い;7月15日から8月6日まで
残暑見舞い:8月7日から8月20日頃まで
つまり、7月に入ってからお中元を贈り忘れたことに気が付いて慌てて贈るより、8月のお盆前後に届くように「残暑見舞いとして」贈った方が良いというわけです。
最後に一言
お中元に贈る品は、相手次第、自分次第になるので、贈り相手に良いと思うものを選んでください。
またお中元を贈らないという人も増えているので、贈るべきかどうかもご自身次第です。贈らなかったからといって社会的に失礼ではありません。
ただし、7月上旬にお中元を頂いたのに、残暑見舞いの時期に、お礼を兼ねたお中元代わりを贈らないというのは失礼にあたりますので、お気を付けください。
それでは、贈る日付に気をつけて、お中元を通したお付き合いを大切にしてください。