だし汁を手抜きでも美味しく作る方法と冷たい麺つゆの作り方
にゅうめんの汁やうどんの汁や麺つゆを、市販のものよりも美味しく、簡単に作って食べられないものかと思いませんか?
本格的に出汁は数時間かかりますが、手抜きでもおいしくササッと作る方法、ほんだしを使わないで麺つゆを作る方法など紹介します。
温かいだし汁の作り方の基本
出汁をとって汁を作る・・・・なんて考えると面倒臭いんです。だから市販の麺つゆを薄めれば簡単だと思いますよね。
確かに本格的な出汁を取って汁を作ると、優に数時間は掛かりますけど、その代わり、化学調味料を使わない、お店よりおいしい本物の出し汁を楽しめるメリットがあります。
作る作らないは後で考えて貰うとして、とりあえず簡単ではありますが、正しい山車のとり方を紹介しますね。
※先ずは動画を参考にどうぞ。
1、昆布を水に入れて火を付ける
2、弱火か中弱で、沸騰手前で昆布を取り出す
3、たっぷりのかつお節を加える
4、沸騰させないように煮たら取り出す
5、ザルでこしたら絞らない、振らない
6、醤油、みりん、料理酒、塩、砂糖で*味付け
7、完成!
※味付け
・基本の分量がちゃんとありますが、お店や地方によって味付けの分量が異なります。
・「しょうゆ」は香りが付く程度、「塩」はメインの味付け、「砂糖」は塩味を際立たせるためなのでほんの僅か、「みりんと料理酒」は醤油の1/4~1/5を目安に。
※もう一度イラストで紹介!
※かつお節の量で濃さが変わります。
※しょうゆは濃い口でも薄口でもお好みでどうぞ。
香りが強いのは濃い口、塩気が濃いのは薄口です。
※かつお節を入れて1分とありますが、別なまつお出汁をとる方法もあります。今回はこのお手軽方法の紹介です。
※お店では花かつお以外にも、圧削りや他の魚を混合して出汁をとっています。それぞれの分量がお店の隠し味につながるので、分量の基本は無いと思って研究して下さい。
だし汁を手抜きでも、美味しくて簡単な作り方
一から出汁をとっていたら時間が掛かって仕方ありません。そんなときは市販の麺つゆを利用します。
2、弱火にして花かつおとかつおの厚削りを入れる
3、1~2分沸騰させないように煮たら火を止める
4、ザルでこす
5、かつお出汁に麺つゆをお好みで入れて完成!
たったこれだけでも、香りと出汁の味が際立って美味しく頂くことができます。また、時間も5分程度でできますから、本格的な出汁とは違って直ぐに食べられますよね。
本当なら・・・・、正しい出汁とは・・・と一言二言あるところでしょうが、ここはお手軽手抜きなので、細かい事は忘れてくださいね♪
冷たい麺つゆの作り方は簡単?
本格的な出汁のとり方を紹介しましたが、出汁だけの状態を”しろ出汁”とも言います。
このしろ出汁とみりん+醤油を煮詰めて作るのが麺つゆ、そして「そば返し」の作り方でもあります。そう、冷たい麺をつけて食べるあの液のことです。
2、半分になったみりんと同量の醤油を加える
3、みりん+しょうゆが半分になるまで煮詰める
4、みりん+しょうゆと同じ分量の出汁を加える
5、半分になるまで煮詰める
6、冷めたらボトルに移して、冷蔵庫に5~6日寝かせる
7、好きな分量のしろ出汁で割るか、そばつゆで割るか、お好みでどうぞ♪
※出汁が入っているので長期間の保存はできません。
※関東風のそば汁は、この”蕎麦返し”を”しろ出汁”で薄めて食べます。
※市販のつゆの素より、遥かに化学調味料が少なくて、好みの味で作れるのがおすすめ。
最後に一言
ほんだしや麺つゆの素を水で割って食べるのも簡単でいいですけど、折角ならちょっとだけ、ひと手間かけて今までよりちょっとだけでも美味しく食べてください。
また、蕎麦返し(麺つゆ)を冷蔵に作っておいて、ササッと麺を湯がいて、手作り汁で食べるなんて贅沢を楽しむのもよくないですか?
それでは、だし汁・麺つゆ作りに挑戦して、うどんやにゅうめんや蕎麦などをお楽しみください!
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