ぶりやマグロのあら調理方法と臭み取ったレシピの紹介
2016/03/30
魚の”アラ”は安くて、カルシウム豊富、栄養も味も満点です!
だから、1本さばいたあと捨てられそうなときや、安く売られているときは買わない手はないでしょう!
そこで、あらを知らない人も珍しくないので、料理方法やあら料理を紹介しますね。
ぶりやマグロ あらの調理方法
あらの調理方法が分からない!
オーブンで焼くのか?
味噌汁に入れられるか?
鍋でもいけるのか?
など、魚のアラに苦戦していませんか?
そんな人へあらの調理方法をまとめました。
ぶり・マグロ・タイ・スズキなど、
共通のあら調理方法となります。
1、塩を振って少し時間をおき (15分くらい)
2、水が出てきたら臭みを取るために水洗い
3、沸騰したお湯に入れて半分くらい火を通す
4、冷水・流水で血合いなどきれいに洗い流す。
5、煮物や焼きなど、お好みで調理でしてください。
この作業の後、煮物にしたり、鍋やみそ汁に入れたりするといいと思います。
注意:ただし火を入れすぎると出汁が出にくくなるようです。
あらの臭みを取り方法と調理後の臭みの取り方
・臭みの原因:
天然と養殖で臭みが変わるといわれています。
また皮と身の間の部分や血合いの部分などが臭いの原因と言われています。
・あらの臭みの処理の仕方
1、塩をふっておく
2、湯通し
3、水洗い
この3つが定番であり、ベストのようです。
また、調理の時は生姜やねぎを使うのが定番です。
もしくは”ショウガと醤油に一晩浸ける”
そして翌日に料理すると臭みは気にならない、
という方法もあります。
この他にも
「生臭さを取る方法はないものか?」と考えて、
「流水に2時間くらいさらす」
という方法もあります。
魚の調理の基本は、鮮度が重要という事です。
水にさらすと鮮魚や味が落ちてしまうので、
家庭では行わない方が良いようです。
・料理が完成した後の魚の臭みのとり方:
料理の基本は味を足していくことで、引くことはできません。”魚臭さを完全に取ることは難しい”という事を踏まえたうえで、
魚臭くなった、”作りすぎ・残った煮汁・あら料理”には、大根や里芋を加えて煮たら、臭いを消してくれるようです。
また、魚の煮付けに使ったり、生姜と唐辛子で胡麻化したりするのも一つの手です。
あらを使った料理の紹介
〇汁物につかう
1、あらと昆布が浸るまで水を入れて火にかける
2、中火で沸騰する前に昆布を抜く
3、弱中火で焼く30分あくをとる
火が強すぎると出汁がにごるので注意
4、お好みの料理をどうぞ♪
味噌を入れれば味噌汁
塩を入れれば潮汁
醤油を入れればお吸い物
・ぶり大根の下ごしらえとしてだしにつかう
”ぶりのあら1kg” に対して ”大根1本”(あくまでも目安です)
水から中弱火でじっくりあくとりをする。
・香味野菜(ねぎや生姜)を使わないあらの料理法
通常は生姜、ネギが匂いをカバーしてくれます。
もし香味野菜がない場合は・・・・・
”焼いて、匂いや脂っこさをカバー”それを”みりんと醤油で甘辛く煮る”。
途中、中途半端な野菜の処理として、みょうがやナスを加える。
京都に甘辛く煮たニシンとおナスのお惣菜があるので、似た発想です。
・塩・胡椒など魚焼きで焼くかフライパンで焼く。
兜焼き・かま焼きなど。
・アラ煮や大根と一緒に塩味か醤油味だけで茹でる。
味付けはお好みで♪
・アラが新鮮なら、ねぎとろのように身を全部こそげとる料理。
ハンバーグ風・・・ソースは生姜醤油やポン酢
ユッケ風・・・かんぱち、ぶりなど脂の多い魚はコチュジャン+酢+砂糖タレ
サラダ風・・・タイやサーモンとレタスなどをちぎって混ぜてドレッシング
炊き込みごはん・・・アラは焼いて、昆布と一緒に炊飯器に軽く塩味で十分
団子のから揚げ・・・
・ミンチ状にした身に、ニンニク、ねぎ、ニンジン、シイタケのみじん切り、
・おろしショウガなどを加えて、片栗粉と卵をつなぎに、味は塩と胡椒でから揚げに。
・団子をみりん醤油とニンニクに漬けてから揚げもOK!
最後に
あら料理は難しいと考える人がいるかもしれませんが、肉でも魚でも骨の廻りの身は美味しいので、捨てるなんてもったいない!
ちょっとした調理のコツさえつかめば、あとは色々な料理に変身させられます。
ぶり大根の季節なので、今年は”あら”料理に挑戦やバリエーションを増やしてみてはいかがですか?
秋の味覚をお楽しみ下さい♪