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初詣のおみくじの始まりと結果の期限は?占いとは何が違う?

      2016/02/16

普段、何気なくおみくじを引きますが、
だれが・どこで・いつ頃から始めた習慣なのでしょうか?
 
おみくじの良し悪しはひとまず横に置いておいて、おみくじとは何なのか?

結果の有効期間や占いとおみくじの違いについてなど、 
おみくじについて紹介します。
  

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初詣のおみくじの起源と語源について

おみくじの起源、始まりは、実は1000年以上遡ります。
元三慈恵大師良源上人(912~985)が、
仏教の各寺院や神社で行われる”おみくじ”の創始者といわれています。
 
 
仏の教えを授かった観音籤(かんのんくじ)が始まりといわれています。
また、元三大師が如意輪観世音菩薩の化身といわれたところから、
観音籤の名があるといういわれもあります。
 
 
※観音籤(かんのんくじ)とは、阿弥陀籤(あみだくじ)と同じことで、
 阿弥陀仏の功徳(くどくとは行為や御利益のこと)が平等であるから、
 くじの図形が放射線状で阿弥陀仏の後光に似ているからなどいわれがあります。
 
 
江戸時代初期頃、
東京上野の寛永寺 天海大僧正(1536~1643)は、
慈恵大師に深く帰依(きえ、信じること)していました。
   
天海大僧正は「夢の中で慈恵大師のお告げを聞きた」とあります。
 
「信州戸隠山明神の御宝前に観音百籤あり。これは、後世複雑な社会において人々の困難を救うために観音菩薩に祈念していただいた、いわば処方箋ともいうべきである。これを私の影像の前に置いて信心をこらして吉凶禍福を占えば、願いに応じて禍福を知ることができるであろう。そうして衆生を利益せよ」
  
早速、戸隠に人を派遣してすると、偈文百枚が納められていました。
 
 
観音経には、
”浄聖なる観世音菩薩を念じ、念ぜよ。疑いを生ずることなかれ。
 観世音菩薩は苦悩や死や厄災において、頼みとして最高の救世主である”
と説かれています。
 
この観音くじ・元三大師百籤は、
番号を付けた百本の籤(くじ)を小さな穴のあいた箱に納めて、
祈りながらそのうちの一本を得て、引いた番号の偈文を参照すると
願う事柄の吉凶を判断できて的確な指示が得られました。
 
現在のおみくじは、全てこの元三大師百籤から発展したもので、
人の運勢、吉凶を偈文(漢詩百首)や和歌(神社に多い)にまとめて、
一番から百番まで連番がふられて、文面によって占うものでした。
 
 
 
おみくじ発祥の地は大津と伝わっています。
大津市にある比叡山延暦寺は、最澄が開いた天台宗の総本山ですが、
この地には元三慈恵大師の住居していた場所でもあります。
 
おみくじ自体は南北朝時代から室町時代初め頃、中国からきた易学のようなものを元に、元三大師が作り上げたものと言われています。
 
この元三大師百籤は、のちに他のお寺にも広まって使われるようになりました。
”みくじ本”と呼ばれるおみくじの解説書まで登場したそうです。
 
 
現代のおみくじとは
大まかに分けると、お寺のおみくじは”漢文”、神社のおみくじは”和歌”
で書かれたものが多いといわれています。
 
また、神仏に頼むお願い事は”祈祷”で、お尋ね事が”おみくじ”ですが、
おみくじの目的は、「どちらがいいか?どうしたらよいか?」
などをたずねるのに利用するものです。 
 
 
正式なおみくじはどんなものかというと、 
― まず僧侶の前で自分の悩み事を話すところから始まります。
― 次に僧侶が、引いたおみくじを受け取ります。
― 最後に、おみくじの内容にそって僧侶から教えを受けます。
 
つまり、自分で引くものではないといいうことと、僧侶から教えを受けるので、悩みの内容によって時間がかかる場合もあるということです。
  
 
自分でおみくじを引く場合は、
― おみくじを引く前に、尋ね事を一つ決めておきます。
― 謙虚な気持ちで、祈りながら引いてください。
― 自分の尋ね事に該当する部分を読んで下さい。
 
 
おみくじの語源について
”お”は、接頭語で”おみきやおみこし”と同じです。
”み”は、神の字の当て字といわれています。
”くじ”は、所説があります。
・串のような棒と使ったため
・入れ物の入ったものを抉り出す”抉る”が転じた
・神仏の言葉で、”公事”が転じた
 
これが、今も使われているおみくじの語源です。
 
※次は、おみくじの結果の考え方や有効期間について説明します。

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おみくじの結果と期間について

おみくじの結果は、その人の運勢を占うものではありません。
吉や凶は願い事や尋ね事が成就しやすいかどうか、

または、成就するまで早いか遅いかを表すものです。
凶が出たとしても、早く成就するよう努力してください!ということになります。
 

だから、おみくじの結果の期間は何日?1年間?というように、
結果に有効期間は存在しないということになります。

また、初詣で引いたおみくじは1年間の運勢なのか、短期間の運勢なのか?と考えるかもしれませんが、この考えも違います。
 
自分でおみくじを引いた場合、お願い事やたずねたいことなどを決めてから引きます。
その結果、内容を見ると早く成就するか・しないかが分かるので、これからの指針に役立ててくださいということです。
 
 
そして、お願い事や、たずねたいことが成就したとき、
そのおみくじは役割を終えます。
 
 
 
ちなみに結果を簡略化させて、
文章ではなく、吉や凶で表されていることも多くなりました。
”吉”の位置が二通りありますが、良い方から順に、
大吉、吉、中吉、小吉、末吉、凶、大凶か、
大吉、中吉、小吉、吉、末吉、凶、大凶
 
となっています。
 
大吉に近いほど、願い事やたずねたいことが早く成就するか、成就し易いだけで、大凶が出ても努力すれば成就するし、大吉が出ても怠けたら成就しないので、添えられた言葉はそのヒントや指針としてください。
 
 
 
引いたおみくじはどうしたらいいのか?
おみくじを引いた後、木に結びつけるのは近年になってからといわれています。
いくつも説がありますが、結果からお話しすると、好きにして構いません。
捨てる時には、ちゃんと可燃物ゴミに捨ててくださいね。
それでも心配な人は、神社やお寺で”お焚き上げ”をお願いすると良いでしょう。
 
 
なぜ、捨てても良いかというと、お札やお守りは、神様が宿るものとして受け取ります。
しかし、おみくじは指針を告げてもらい、その告げられた言葉が大切なので、紙自体に価値がある訳ではありません。
 
だから、引き終わった後、いつでも見返せるように財布にしまっておいて、たずね事や願い事が成就できるように努力するか、告げられた言葉を心にとどめて、おみくじを木に結び付けて、成就できるように努力するからです。
 
 
 
でもやっぱり・・・・・と心配なひとは、
下記を参考にして、自分に合った一番良い方法を選択してください。
 
1、吉や凶の結果に関わらず、お告げを戒めるためにもちあるく、
  
2、吉のおみくじは持ち帰り、凶のおみくじは境内に結びつける。
  凶を神社やお寺に留めておくようにするためです。
  
3、凶という、悪い結果を木の枝に結ぶことで、
  木々の生命力にあやかり、願いが叶うようにという祈りが込めるため。
 
4、凶のおみくじを利き手とは逆の片手で結ぶと、
  困難な行いを達成したことから、凶が吉に転じる。
 
5、凶であっても、自分への戒めとして持って帰える。
 
6、良いおみくじは結ぶもしくは持って帰る! 
 
 
どの方法が一番自分に合っているのか、ご自身で選んでください。

※さて、おみくじを見ていくと、”占いと何が違うの?”
 と湧いてくる疑問について説明します。
 
 
 

おみくじと占いの違い

おみくじとは、
吉凶を神仏を通じて知ろうとする、古くからおこなわれてきた卜占法の一つ。
紙片や木や竹の串(棒)を使って引くものですが、
現在は、金銭運・結婚運・旅行運・失せ物などについて、運勢を記した紙が一般的です。
 
 
占いとは、
物事の吉凶や将来の運勢や気持ちなどを占い、予測・判断することです。
占いの”うら”とは心の”うら”ともいわれ、
心”うら”には表に出さない裏の心などともいわれます。
 
  
つまり、 おみくじとは、神社や寺などで、籤(くじ)を引いて吉凶を知るための、 占いの一つです。
 
 
 

おみくじについてのまとめ

こうしておみくじを見ていくと、
1000年以上昔から、人は占いを通して人生の指針を得てきたことが分かりました。
そして、それは今も変わらず神仏からの言葉を励みにしているのでしょう。
(おみくじ会社さんからの言葉なんて、ロマンが無いことは心の片隅に追いやって)
 
 
初詣は1年で最もおみくじが引かれる時期です。
ここでの話を参考に、良い参拝をしてきてください。
 
→ 初詣のときの神社と寺の作法とおみくじについて
 
 

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