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12月 年中行事 季節の習慣と食べ物と縁起物

   

年中行事とは、毎年決められた時期に行われる行事のことです。
元々、日本では宮中での行事を指していましたが、
今では全国・世界的な行事も含んで年中行事と呼ぶようになりました。
要約すれば、毎年決まっているイベントの事です。
 
12月の年中行事と、この月を表す食べ物・季節の言葉などを紹介します。
 
 

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12月の年中行事と季節の習慣 

12月は師走、冬至の月です。
 
冬至とは、北半球で最も日照時間が短くなる日のことです。
新暦では12月22日頃を指しますが、昔の旧暦では11月を指していました。
 
徐々に日が短くなること寂しさと不安を感じながら生活して、
ある日を境に、日の照る時間が長くなることを実感して喜びました。
日の光が最も弱まる冬至は、逆にこれから活力が湧き出す日として
世界中で祝われています。
  
寒い冬を南からきた栄養価の高いカボチャを食べ、
小豆の入った冬至粥で厄除けをして、
柚子湯に入って身を清め、体を温めると病気にならないと言われています。
  
 
旧暦は、太陽と月の動きで暦が出来ている太陰太陽暦なので、
影の長さで冬至が分かるので、暦を計算するための起点とされてきました。
     
新暦では1年の最後の月なので、年越しの行事や掃除、
そしてお世話になった多くの人への挨拶など、多忙を極める月でもあります。
    
  
  

12月を表す食材や料理の意味

― 12月を表す 縁起の良い食べ物 ―
・南瓜(カボチャ)
 江戸時代にカンボジアから伝わり、言葉が転じてカボチャになりました。 
 カボチャの季節は夏から秋ですが、保存し易くて栄養価の高い野菜として重宝され、
 そのため、冬至の日にカボチャを食べると風邪をひかないと言われるようになりました。
 
・小豆
 古来から赤い色には魔除けの効力があると信じられてきました。
 そこから小豆で魔を祓い、めでたい席でを祝うようになったと伝わっています。
  
・鳥瓜(からすうり)
 根の形が煮ているから、別名ねずみ瓜と呼ばれ、
 子月(干支のねずみの月)に通じるとも言われています。
 蔓(つる)ものはつながりを意味するので大切にされました。
 
・蒟蒻(こんにゃく)
 食物繊維が胃腸をきれいにしてくるところから、
 煩悩を払(きれいにする)という意味が持たれています。
 
・八頭(やつがしら)
 親芋に小芋がついていて、頭が8つに見えるところから命名されました。
 末広がりの八という字と人の頭になる意味から、
 縁起物としておせち料理にも良く使われます。
 
・柚子(ゆず)
 柑橘の橘(きつ)が吉(きち)い通じるといわれています。 
 冬至の柚子湯は穢れ(けがれ)を祓う習慣が現在も残っています。
 
・丸餅
 餅には稲の神様が宿り、年末から飾る正月には欠かせない物です。
 12月の冬至正月(旧暦)や2月の立春正月にも供えられます。
 
・うどん
 「ん」の文字は50音最後の文字で、一年の最後の締めを表して、
 翌年の運(うん)を願って「ん」の付くものを供えます。
 「にんじん」「ぎんなん」「いんげん」「れんこん」など、
 一つの言葉に二つの「ん」が入った野菜や果物を盛ることを”運盛り”といって
 供えられてきました。
 
 
― 12月を表す料理 ―
・いとこ煮
 カボチャと小豆を煮た奈良県の郷土料理です。
 他にも各地に伝わる郷土料理として、 新潟県・富山県・石川県など北陸地方や、
 山口県の萩市にも伝わっています。
 
 語源:煮えにくい材料から”追々”入れていくところから、
    ”おいおい”が転じて”甥甥”へ、そして”いとこ”になったという説が残っています。
 
・冬至粥
小豆の入った冬至粥を食べて厄除けをしました。
また、冬至の日に粥やカボチャを食べると病気にならないといわれています。 
  
 
 

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12月を表す縁起物と季節の言葉

― 12月で使われる言葉 ―
・大晦日 (おおみそか)
1年の最後の日を大晦日または、大晦(おおつごもり)と言います。
晦日(みそか)とは毎月の末日のことで、1年の最後なので「大きな晦日」といいます。
晦(つごもり)とは、”月が隠れる日”から月隠(つきごもり)といい、
それが訛ったと言われています。どちらも毎月の末日のことと指します。
 
・柚子湯
柚子湯で身を清めてきました。
また体を温めて、病気を防ぐ習慣でもあります。
  
・年の湯
大晦日の夜湯船浸かって1年の垢を落とすことをいいます。
  
・年の夜
大晦日の夜の事
 
・年取り
一つ年を取ることですが、年中行事では別な意味になります。
1日の夜、つまり大晦日の夜から新しい年が始まると考えられてきました。
縁起物としてお頭付の魚やお雑煮など、
家族揃って食べる事を「年越し」「年取り」といいます。
大晦日(おおみそか)の夜に年を越す行事として食事しますが、
年越しそばが代表的な一例です。
 
・除夜の鐘
平安時代頃から続く行事で、歳神様を祀るための準備が行われる日でした。
その後、仏教と共に除夜の鐘をつく習慣が生まれて、日本に広まります。
108回つく除夜の鐘は、仏教でいわれる百八煩悩(心を惑わし、身を悩ませる事)
を意味して、鐘をつく度に煩悩を取り除くためです。
最後の1回は、1年間煩悩に惑わされないよう、年が明けてから鳴らします。
 
除夜には*歳神様を迎えるため一晩中起きている習慣がありました。
大晦日に早寝をすると白髪になるとか、シワが増えるなどと言われてきました。
 
※歳神様 = 年神
正月に家に迎えまつる神様のことです。
地方によってお歳徳(とんど)さんやその他、
正月様・恵方神・大年神(大歳神)・年殿と呼び名があります。
 
 
 
― 大晦日や年末に行うこと ―
・煤払い(すすはらい)
12月13日に行う大掃除です。
今でも行われている年末の大掃除はこの習慣が元です。
 
・年木
新年のマキ(燃料)のことで、門松の根元に揃えて立てておきます。
また家の軒の柱や小屋や道具などにも結んで、年木を供えます。
これが転じて、松飾りや餅花や祝い棒が始まったと言われています。
九州の山間部など、正月の贈り物として年木を贈る習慣がある地域もあります。
 
・初詣
1日の夜、つまり大晦日の夜から新年にかけて大晦日は神社で祓う行事となります。
お盆は仏教にまつわる大きな行事ですが、大晦日は1年で最も大きい神社の行事です。
 
・年の火
大晦日の火祭行事のことです。
神社に納めそこなった古いお札やしめ縄など、不用になったものを戸外で燃やします。
この習慣を年の火と言い、火が大きければ長生きするといわれています。
兵庫県など一部の地域では年越とんどとも呼びます。
 
 
 

12月年中行事のまとめ

12月は1年で最後の月なので、
縁起物をよりも片づけや新年に向けて新しくすることなどが多いです。
昔から伝わる行事や習慣を振り返えると、
やることが多くて大変だということが分かりますね。
 
新年は家族で祝うものとして行われてきましたが、
一人でも、恋人同士でも、12月は1年の清算をして、
ゆったりと素敵な新年を迎えたいですね。
 
 

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