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祝い棒はどんな物?小正月には鳥を追って嫁を叩く道具?

   


祝い棒という、何だかお目出度い様な、美味しそうな呼び名の物があります。これは、毎年、小正月や節分に頃多く行われます。また、棒を使う似た習慣の、成木責め、鳥追い、嫁叩きという習慣があるので、それぞれどのような習慣なのか説明します。
 

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祝い棒とはどんな習慣?

小正月の日には、家庭で行う昔からの習慣は殆ど無くなり、節分と呼んでいる立春の前日の節分には、豆をまくという習慣が残っている程度ではないでしょうか?祝い棒とは、これらの日に家庭や地域の行事で使う、「呪術的な行事に用いる、神聖な棒の総称」となります。
 

祝い棒は何で出来ているの?

様々な木で作られていて、接骨木(にわとこ)、柳、桑、栗の木などが多く使われています。また、年末の松迎え、正月に飾る若木迎えなどで使われるヌルデ(ウルシ科の一種)という木なども用いられます。
 

祝い棒にはどんな種類があるの?

形は様々で、手で持てる長さに切って、に持てる適当な長さに切ってから、皮を剥いだり、大雑把に削るだけだったり、燻して綾模様(あやもよう)をつけたりするなど、簡単な加工しか施していません。
 
そして、「成り木責め棒」「鳥追い棒」「嫁叩き棒」という、異なる行事ではありますが、「棒で叩くという共通の習慣」があり、この棒で叩いて豊作、量産を願います。
 
 

成り木責めはどんな意味?どんな行事?

この習慣は「実が生る木に豊作祈願」をする行事です。実が生る木とは「柿、栗、梅などの果物の木」が対象です。代表的な行事の内容は、脅し役と成木役に別れて「成るか成らぬか!成らねば切るぞ!」と言って、鉈や鎌などで傷をつけて「豊作を誓わせる」という行事です。その傷に粥を無る場合もあります。

この成木責めのとき、「鎌や鉈や斧」で脅かしますが、「棒でで脅す」場合もあります。これが「成り木責め棒」で祝い棒の一種となります。因みに、成木責めは小正月の1月15日か、その前日の1月14日に行われます。
 

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鳥追いと嫁叩きと粥掻棒とはどんな習慣?

同じような目的で、「鳥追い」「嫁叩き」という習慣があり、やはり棒で叩きます。
 

鳥追い棒とは?

地域によってやり方が異なりますが、鳥追いのとき、子供が棒を持つ場合があります。この時に使われる棒を「鳥追い棒」と呼び、成木責めと同様、1月14日か15日(小正月か前日)に行われます。
 

粥掻棒とは?

小正月の日に、小豆粥を作ります。この時、粥を掻きまぜた棒を春の水田の水口に立てるという習慣があり、これを「粥掻棒」といいます。この粥掻も豊作祈願の行事の一つとなります。
 

嫁叩き棒とは?

小正月の日に、村や町子供達が新嫁の家へ行き、棒で新嫁の尻を叩いて、子供ができる事を願うという習慣があります。他の祝い棒は「果実の豊作や「田の豊作」を願いますが、「嫁叩き棒は豊産を願う道具」となります。因みに、嫁叩きとは「枕草子」に記載される古くから行われてきた習慣で、オカタブチ、ハラメウチとも呼ばれています。
 
※嫁叩きでは、強く叩くことはありません。
 
 

最後に一言

普段、「祝い棒」とはあまり耳にしない言葉ではありますが、この様に全国で様々な風習で使われている道具の総称なのです。それでは、何かを祈願するときは、各ご家庭で「祝い棒」をご用意してみてはいかがでしょうか。
 
 

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