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仏の正月に墓参りや正月行事を行うのは何故?どんな風習?

   


仏の正月という習慣があります。一般的には珍しい風習で、年末にお墓参りに行ったり、お正月前に正月行事を行ったりします。そんな仏の正月とは、どのような風習なのでしょうか?他にも、仏の正月ではどんなことをするのか説明します。
 

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仏の正月とは?年末に正月行事や墓参り?

あまり耳にしない言葉ですが「仏(ほとけ)の正月」と言います。「仏(フランス)の正月」ではありません。この「仏の正月」とは、「年内に不幸(死者)のあった家で、12月中に正月行事や墓参りをする」という風習の事です。つまり、世間では喪中の家で、新年を向かえる前に行っているのです。
 

仏の正月はいつどこで行うの?

12月の最初の、「辰と巳の両日」「巳か午のどちらかの日」に、この仏の正月の行事を行います。そこから別名「辰巳正月」や、「巳午(みんま)正月」や、「巳の日正月」とも呼ばれています。
 

仏の正月どこで盛んなの?

この風習は、四国で多く行われています。ところが、仏の正月の行事内容は、地域によって異なる場合があります。例えば、新墓にお参りに行くだけだったり、新墓に草履を供えたりする地域もあります。共通なのは、12月最初の辰や巳の日に行うことです。
 
 

仏の正月では何をするの?

この風習の概要は、これまで説明したとおりですが、具体的にはどんなことを行っているのでしょうか?先程、例えで墓参りを紹介しましたが、他にも紹介します。

・新墓にお参りに行く。
 
・新しい墓前に、草履のお供えをする。
 
・お餅を搗いて、焼いて食べる。
 
・お餅を搗いて、親族に配る。
 
・一丁の豆腐に箸を指して供える。
 
・門松を飾り、花と餅を搗いて仏壇に供える。
 
・仏間に注連縄を張り、松を立てる。
 
・鏡餅の大小を上下逆さに置いてお供えする。
 
・鏡餅に2枚揃えて飾るユズリハ、その片方をとって1枚だけ飾る
 
・同じ仏の正月をしている者同士は口をきいてはいけない。
 
このとおり、不幸(死者)のあった家では様々方法で、1ヶ月早いお正月行事を迎えます。それでは、何故このような風習を行うのでしょうか?
 

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なぜ仏の正月を行うの?喪中正月の過ごし方と違う?

残念ながら、仏の正月がなぜ行われるのか、いつ始まったのか、どのような由来があるのかなど判明していません。現在は次の様な理由から行われていると、予想されています。

新仏(その年に亡くなった方)には、先に年を越して頂くのが目的で、
 
故人には、早々に正月を終え年を越したことにして、喪に服す期間を短くする。
 
そして、自分達は一般的な新年を迎えるためだと、考えられます。
 
つまり、一般的な喪中は不幸があってから1年間で、最初のお正月にはお祝いをしないようにしますが、この仏の正月の場合は、喪中は1ヶ月で切り上げてしまおうとしたと考えられていた、ということになります。
 

カンニチ・御坎日と仏の正月とは?

御坎日、カンニチとかオカンニチという日があり、古い暦の上で忌まれた日のことです。そして、仏の正月もカンニチと呼ぶ地域が残っています。
 
 

最後に一言

お正月の前に正月行事を終える。墓参りも済ませる。この様な習慣は、全国的には浸透していませんが、理に適った、ちょっと珍しい風習だと思います。
 
 

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