あっとすしでほっとして

蜻蛉の正しい読み方とトンボとカゲロウの違いは?

   


 
秋によく見るトンボは、蜻蛉という字を書いて「トンボ」「カゲロウ」と、2種類の昆虫をを指しますが、どちらが正しいのでしょうか?また、どうして違う生き物で読み方が違うのに、同じ漢字を書くのでしょうか?そんな蜻蛉の読み方の違いと文字の歴史を説明します。
 

スポンサードリンク

蜻蛉と書いてトンボ?カゲロウ?

トンボとカゲロウは異なる昆虫なのに、同じ「蜻蛉」という漢字を書きます。どちらが正しいのでしょうか?また、もう一つ古い読み方もあります。それぞれ見て行きますね。
 

蜻蛉はなんて読むの?

蜻蛉と書いて「トンボ」「アキツ・アキヅ」と読みます。トンボは現在の昆虫の呼び方で、アキツは古いトンボの呼び方なんです。そして「カゲロウ」という、もう一つの読み方がありますが、現在は、「蜉蝣」という別な字が使われているので、蜻蛉と書いてカゲロウと読むことはありません。
 

どうしてトンボとカゲロウと読むの?

元はアキヅ・アキツと呼んでいました。後にトンボと呼ばれるようになりますが、何故トンボに変化したのかは不明です。地域によって異なり、エンバ、ヤンマ、ヘンブ、ゲンザなどとも呼ばれています。一方、カゲロウは「トンボの古称」という説と、「トンボと同じ生物」という説がありますが、どちらも定説は不明です。
 
 

トンボはどんな昆虫?人間との歴史は?

秋の季語の一つトンボは、いつ頃から日本の説活に関わってきたのでしょうか?また、トンボとはどんな昆虫の事なのか説明しますね。
 

トンボと人間の関わりは?

弥生時代には、日本に稲作が広がる頃に遡ります。当時の銅鐸(どうたく)などに、鶴や亀の他にトンボが描かれている事から伝わってきます。
 
今挙げた生物は、どれも水辺に生息していて、稲作に関わりがあります。また、銅鐸に描かれているのは、豊作を願うものだと言われています。これらのことから、トンボは稲作が始まった頃から秋の収穫に関わる生き物と言う事になります。
 

トンボはどんな種類の昆虫?

「昆虫綱 ・トンボ目」に分類されていて、その中で更に「イトトンボ亜目・ムカシトンボ亜目・トンボ亜目」に分類されます。
 
トンボの種類は、世界に約5,000種類、日本は約200種類生息していると言われています。卵から生まれ、幼虫の間は「ヤゴ」と呼ばれる水性昆虫でエラ呼吸、成虫になるとトンボになります。
 

スポンサードリンク

カゲロウはどんな昆虫?人間との歴史は?

トンボの仲間と思われていましたが、平安時代には「あるかなきかのはかなさ」と称されています。そう見ると、カゲロウの事を指しているように気がします。
 

カゲロウと人間の関わりは?

藤原道綱母が書いた「蜻蛉日記」(10世紀中頃)では、「なほものはかなきを思へば、あるかなきかの心ちするかげろふの日記といふべし」と詠んでいます。
 
「源氏物語」では、薫という架空の人物が「ありと見ててにはとられず見ればまたゆくへもしらず消えし蜻蛉」と呼んでいます。
 
いずれも、西暦1000年前後の平安時代の話なので、見た目のはかなさなどを親しまれてきたことが分かります。
 

カゲロウとはどんな種類の昆虫?

「昆虫綱 ・カゲロウ目」に分類されていて、更に「ヒラタカゲロウ亜目・マダラカゲロウ亜目」の2種類に別れています。
 
 

最後に一言

蜻蛉と書いて「トンボ」「アキツ」と読み、蜉蝣と書いて「カゲロウ」と読みます。それぞれ全く別の生き物で、昔はその違いが曖昧だった事がお判りいただけたかと思います。
 
参考:日本の年中行事・三省堂
 
 

スポンサードリンク

ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

 - 生活情報