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竹の利用と文献に登場するのはいつ頃?日本の生活と竹との関わり

   


 
近年、日本人の生活から離れていますが、古来から利用されてきた竹は、素材であり植物として親しまれてきました。それでは、一体いつ頃から日本の歴史に登場するのでしょうか?また、どのように使われてきたのか、竹を使った生活の歴史について紹介します。
 

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竹の利用と歴史は?

今でこそ竹製品は、昔のエコ生活や、自然派の生活にマッチした物として重宝されていますが、昔は一般的な生活用品として利用されてきました。それでは、いつ頃から何に使われてきたのでしょうか?
 

日本ではいつから竹が利用されていた?

伝承や文献でなく、実際に出土された竹製品の年代を調べると、縄文時代(紀元前131世紀~紀元前4世紀頃)の終盤頃と言われる、青森県の「亀ヶ岡遺跡(つるが市)」や「是川遺跡(八戸市)」から「笊・さる」や「籠・かご」「藍胎(らんだい)漆器」が出土しています。
 
藍胎漆器とは?・・・竹を編んで漆を塗った器の事
 

竹林の利用は?

竹は地下に茎を張る為、土砂崩れや堤などを頑強にするためにも利用されてきました。別記事「竹は草か木か」でもご紹介しましたが、過去には景行天皇は稲作水田の溜池の築堤に利用したと「古事記」に記載されていたり、武田信玄は釜無川に信玄堤、豊臣秀吉は京都周りに御土居・おどいを築くなど、灌漑工事に用いられてきました。
 
 

竹が文章で取り上げられるのはいつ頃から?

遺跡から出土した品は時代がすぐに判明しますが、その他の場合は文献を頼るしか過去の事は分かりません。それでは、いつ頃、どんな文献に竹が初見参するのでしょうか?
 

誰が竹を使っていたの?

奈良時代頃、南九州の人たちは隼人(はやと)と呼ばれていました。この隼人達が都付近んみ移住して竹細工を作っていました。
 

文献に登場するのはいつ頃?

文献に登場するのは奈良時代ですが、それ以前の遺跡から出土している事を考えれば、青森や九州などでは竹を利用して生活していたことが伺えます。
 
また、「律令制度」では「隼人司」の管轄下にあり「歌舞教習せむこと、竹笹造り作らむこと」とあり隼人達が従事していたとあります。平安時代に入ると、「延喜式」では、隼人司は竹器造りを行い、「熱笥・いりこ」「薫籠・たきものかご」など、様々な貢納品に記されています。
   
 

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竹のお話はいつ頃から?

竹を用いたおとぎ話も古くから伝わっています。日本では知らない人はいないと言われるくらい古いお話、「竹取物語(かぐや姫)」は代表的です。
 

竹取物語はいつ頃作られたの?

割と一般的ではありますが、このお話が出来たのは平安時代で、竹をとるおじいさんが登場します。

「いまはむかし、たけとりの翁といふものありけり。野山にまじりて竹をとりつつ、よろづのことにつかひけり~」
このような出だしで始まります。この通り、平安時代には竹をとる職業が定着していたことが伺えますよね。
 
 

最後に一言

竹林の減った今では貴重ですが、昔は野山に生えているだけでなく、移植して土壌の安定を図っていたことが分かります。現代もそれに習って、河川の堤防に植えてもいいかもしれないですね。
 
 

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