4月こと座流星群が見られる期間と方角は?準備する物は?
4月の天体イベントといえば、4月こと座流星群が発生!春の夜はちょっと肌寒い気温で、虫がいないこの時期は、快適に夜空を見上げる事が出来ますよ。そんな、4月こと座流星群が見られる期間と発生する方角、またおすすめの準備する物について紹介しますね。
4月こと座流星群はいつからいつまで見られる?
毎年4月の中旬には、「4月こと座流星群」という天体ショーが発生します。以前は「こと座流星群」でしたが、国際的に「4月こと座流星群」と統一されています。
流星群の発生期間と見頃の違いとは?
流星群とは、「一日で終わらずに、一定期間発生し続ける」という特徴があります。そして、世間で「流星群の見頃」と紹介されるのは、最も多く流れ星が発生する日の事で「極大日」といいます。因みに最も多く発生すると思われる時刻のことを「極大時刻」といいます。
目安は極大日の「1週間前頃から」、一定の星座の方向を中心に流れ星が発生しますが、流星群ごと異なるのでお忘れなく。そして、極大日の後数日で流星群が終了します。
4月こと座流星群はいつが極大日?
極大日:4月22日~23日の夜
極大時刻:朝2~3am頃
4月こと座流星群はどの方角で見られる?
基本的にこの流星群は、「こと座」がある方向を中心に流れ星が発生します。でも、例外はあるもので、全天で見ることが出来ます。
夜空のどこを見たらいいの?
こと座はどの辺りにある星座?
割と北極星に近いので、1年中見ることが出来ます。「はくちょう座」「りゅう座」「ヘルクレス座」の隣に位置しています。
4月こと座流星群とはどんな流星群?
折角なので、もう少し詳しく、この流星群のことを紹介しておきますね。
学名:April Lyrids
発生数:約20個/1時間
母天体:C/1861G1 Thatcher
歴史:
紀元前687年に中国で記録が残っている古い流星群の一つです。一時期は1時間に約500個以上(15分/約160個)観測されたといわれていますが、近年は規模が小さくなって、1時間に約20個となります。
4月の流星群観察にはどんな準備が必要?
しぶんぎ座やこぐま座流星群のように、真冬の極寒の中を寝っ転がって眺めるわけではありません。だから、油断しがちですが、4月の夜はまだまだ寒くて冷え込みます。油断せずに準備を整えてくださいね。
おすすめの準備する物は?
花見とセットの天体観測!
この時期ならではの楽しみ方で、「宵の口は花見」「深夜は流星群」のセットを楽しむことが出来ます。この流星群の機会を逃すと、次はGW明けの5月に発生する「みずがめ座流星群」になるので、花見&流星は難しいですよ。
4月こと座流星群を見るときの注意事項!
・天気のチェック、晴れますように!
・月の時間のチェック、月が出てない時刻か、低い位置の時刻が狙い目!
最後に一言
ちょっと小規模な「4月こと座流星群」ですが、虫がいない、極寒ではない、花見と合わせて見る事が出来ます。楽しみやすい条件が整った流星群なので、機会がありましたら是非、夜空を眺めにお出かけ下さいね。