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強飯式という山盛りご飯を食べるお寺の行事とは?日光の伝統行事

   

 

 
強飯式というお寺の行事があります。私たちが知っているお坊さんは、質素な食事というイメージがありますが、1年に一度、自分の首から上程もある、山盛りの炊いたご飯を食べなければいけないのがこの行事なんです。そんな強飯式について紹介しますね。
 
 

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日光輪王寺の強飯式とはどんな行事?

世間一般では、強飯と書いて「おこわ」と読みますが、今回ご紹介する”強飯”とは、「ごうはん」という読み方をする別の意味の行事です。間違えやすいですよね・・・・。
 
強飯→ おこわ
強飯式→ ごうはんしき
 

強飯式とは何をする行事?

分かりやすく紹介すると、日光だけに伝わる儀式で、「もっと食べろ!」「残さず食べろ!」とご飯を食べるように責め立てられる行事で、この責めている姿から別名「日光責め」とも呼ばれています。
 

強飯式ではどれくらい食べるの?

「1杯、2杯にあらず!75杯を残さず食べろ!」といわれるんですが、特別な巨大茶碗に漫画のように”△”に盛られて出てきます。1杯の量は約3升!お米だと約5kgに相当します。
 

なぜ強飯式というの?ご利益は?

その名の通り、ご飯を「強いる」儀式だからです。因みに、この日にご祈祷を予約すると、「シャモジの形をした御札」と「福を呼び込む福米」を頂けて、無病息災・家庭運・商売繁盛・厄除けなどのご利益があります。
 

強飯式の流れ

山伏のような姿の僧侶が執り行うのがこの儀式の特徴で、1日に2回開催される儀式ですが、どちらも同じ流れで開催されます。
 

1、三天合行供と採灯大護摩供
会場の準備が整うと(時間になると)、お経が始まり護摩が炊かれます。
 
2、強飯頂戴の儀
●巨大な杯に、お酒(お神酒)を注がれて「飲み干せ!」といわれます。
●日光の特産の菜膳(さいぜん)が並べられます。
●巨大なお椀のご飯が出されて「1杯、2杯にあらず!75杯を残さず頂戴しろ!」といわれます。
 
3、縁喜がらまき
強飯頂戴の儀の後、舞台から境内に来た参拝客に向かって「縁起物」が撒(ま)かれます。
 
 

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強飯式の由来・この儀式の始まりは?

強飯式で食べる人のことを「頂戴人」といいます。なぜそんなにご飯を食べさせられるの?というと・・・・
 
この儀式を受けた人には、「七難即滅・七福即生の現世利益疑いなし」といわれていました。また、この儀式に参加して「御札」を授かるとご利益が得られるといわれて、江戸時代には身分の高い人達が競って参加していました。
  

昔はどんな人が頂戴人をしていたの?

基本は僧侶が頂戴人を努めますが、将軍家の名代や10万石以上の大名だけが参加できたといわれています。この儀式に参加することは藩の名誉といた為、競って参加をしていたんです。
  

強飯式の始まりは?

始まりは平安時代に遡ります。平安時代に山で修行を行い、お供え物を持ち帰っていました。ご本尊にお供えをしていましたが、このときに里に人達にも分けたのが始まりとなります。
  
  

強飯式はいつ行われる?他でもある?


今でも日光山の輪王寺では、多くの人が強飯式に参加や見物に行くなど、縁起と人気がある行事として大勢の人達でにぎわっています。そんな「強飯式」の日程などは次の通りです。
  

強飯式の詳細
開催日: 毎年4月2日
 
時間: 第一座・・・11am~、第二座・・・2pm~
 
場所: 日光山・輪王寺の本堂/大護摩堂
 
祈祷料: 3,000円/一人(参観料金)
 
授与: シャモジ型の御札、福餅
 
地図:

 
お問い合わせ:
日光山・輪王寺
栃木県日光市山内2300
TEL: 0288-54-0531
 

子供向け強飯式?

日光では、別日程で子供向けの強飯式が”お寺”ではなく、”神社”で開催されます。
 
大人と同じく、山盛りのご飯やサトイモなどを「残さず食え!」と、食べることを強いられますが、お茶碗のサイズはちゃんと子供向けに小さくなります。

開催日: 毎年11月25日
 
場所: 生岡神社
 
お問い合わせ:
 
日光市観光協会日光支部
 
栃木県日光市七里
TEL: 0288-54-2496
 
 

最後に一言

日光の伝統行事「強飯式」は、長い歴史があるにも関わらず、全国的には一般的ではないかもしれません。
 
もし、4月2日に日光方面に観光に行くなら、輪王寺へお出かけになってはいかがでしょうか?ちょっと珍しい儀式が見れますよ。その他の観光情報は「日光周辺の観光・温泉情報
 
それでは、日光の観光をお楽しみください。
 
 

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