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お歳暮のブリが美味しい産地はどこ?水揚げ量と有名な産地は違う?

   

 
323 お歳暮のブリが美味しい産地はどこ?Top
 
お歳暮にブリ・鰤を贈る習慣がありますが、折角贈るなら知名度と信用のあるブリを贈りたいものですよね。そこでブリの産地といえば、商品化された氷見ブリが筆頭に挙がると思いますが、北陸だけが鰤の産地ではありません。そんなブリに関して紹介しますね。
 
 

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お歳暮に贈るブリはどこの産地が美味しい?

ブリ・鰤は、夏場は海水温の低い北海道から北の海で過ごして、水温が下がる晩秋頃になると日本列島に沿って南下します。そして、南下をするときに、太平洋側と日本海側に分かれるので、ほぼ日本中で捕れるといっていいでしょう。
 
それでは、どこの産地のブリが有名なのでしょうか?
 

〇氷見ブリ

有名なブリの産地といえばまず最初挙がるのは、富山県の氷見市でとれる寒ブリは外せませんよね。また、富山湾周辺でとれるブリは「越中ブリ」と昔から呼ばれていて美味しいことで有名です。
 
因み、結婚した年のお歳暮には妻の実家からブリが丸ごと1本贈られて、3枚におろした半身を贈り返すという「半身返し」という習慣があります。
 

〇愛媛県宇和海の寒ぶり

北海道付近から太平洋に沿って南下してきたブリが丁度四国の西側に位置する、宇和島沖周辺で捕れるんです。
 

〇鹿児島県(鹿児島湾)、長崎県

日本列島に沿って南下すると、最後に九州付近にきて産卵をします。だから九州付近では最も大きく成長した鰤が揚がる確率も高くなるんです。
 
因みに、北九州では結婚した最初の年のお正月には、「よい嫁ぶり」「よい婿ぶり」といって娘夫婦の家に、妻の実家からブリが丸1本贈られる習慣があるんです。
 
産地や商品名として有名な土地ですが、実際に水揚げ量という”数”が多く捕れるのはどこなのでしょうか?
 
 
※「氷見沖・七尾沖で捕れたブリ」の参考価格です。
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ブリの水揚げが多い所と有名な産地は違う?

有名なことと水揚げ量が多いことは同じなのでしょうか?例えば、少ししか捕れないから価値が高くて有名なのか、沢山捕れて外れのブリもいるから知名度が下がるからなのか?
 
そこで、各地のブリの水揚げ量を調べてみたところ、農林水産長に2013年のブリの水揚げ量の統計があったので、参考にしました。

農林水産長の2013年の統計を参考に漁獲量を見てみますね。そうそう、養殖ブリは換算していません。天然のブリだけの水揚げ量になります。
 


1,長崎県 16,222トン (北九州)

2,石川県 14,064トン (北陸)
3,北海道 12,008トン
4,島根県 11,355トン
5,千葉県 9,841トン
6,鳥取県 7,428トン
7,岩手県 6,732トン
8,福岡県 3,915トン (北九州)
9,茨城県 3,682トン
10,富山県 2,559トン (北陸)
 
11,高知県 2,486トン
17,愛媛県 2,272トン
 
 
こうしてみてみると、「長崎県と福岡県の北九州の合計= 20137t」が圧倒的に水揚げ量が多いですよね。
 
富山湾のある「富山県と石川県= 16623t」は、北九州に次いで多く水揚げされているように見えますよね。
 
でも、富山県氷見市は「氷見ブリ」で有名ですが、実際はお隣の石川県の1/5~1/6程度の水揚げ量しかないんです。
能登半島と富山湾全体でみれば、「能登半島周辺で捕れたブリ」と「氷見産」は、ほぼ同じ場所で捕れるので、同等のブリと見て良いのではないでしょうか?
 
そして、侮ってはいけないのが「東北と北海道の合計= 18740t」「山陰地方の日本海側= 18783t」で、どちらも富山湾周辺より水揚げ量が多いんです。
 
最後に、「愛媛県宇和島」や、お隣の「高知県」でもブリが有名ですが、実際には日本海側の1/4~1/5以下程度の水揚げしかないんです。
 
 

〇知名度と水揚げ量の違い

知名度はあるけど水揚げ量の少ない「富山県や愛媛県」、水揚げ量は多いけど知名度がそこそこの「石川県、長崎県、島根県、鳥取県など」の違いは、「県外で消費されているか、県内で消費されているか」という違いがあるんです。
 
水揚げ量の多い県では、一人当たりの消費量が多いことが判明しています。有名だけど水揚げ量の少ない所は県内消費量が少ないので、県外に売られていることが分かります。
 
つまり、有名だ!と思っていたブリは輸出用、あまり聞かない産地だけど沢山水揚げされている県だ!という場合は、県外にあまり出回らないブリ、つまりちょっと掘り出し物のブリということになるんです。
これからは知名度の他に、水揚げ量の多い地域かどうかも考慮して買うといいかもしれないですね。
 
でも、お歳暮に贈るブリならもう一つ気を付けて欲しいことがあるんです。「時期と産地」について紹介しますね。
 

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ブリが美味しい時期はいつ頃?お歳暮の時期は?

〇ブリが生活・移動する時期と場所

始めにご紹介した通り、夏場の水温が高い時期は、ブリは北海道の北の海の、水深約100m付近の沖合を回遊しているので、日本ではかなり水温が低い環境と思っていいでしょう。
そして、秋頃になると南下して九州沖や東シナ海で産卵をします。
 
つまり、徐々に南に移動をするので、捕れる場所が時期によって変わるんです。大雑把にブリの移動と捕れる時期をまとめてみました。
 
北海道・・・8月下旬~9月頃から移動開始
東北付近・・・10月~11月頃
北陸付近・・・11月下旬頃~1月頃
山陰付近・・・1月頃~3月頃
太平洋周辺・・・12月~3月頃
九州付近・・・2月頃~4月頃
産卵(東シナ海・九州沖)・・・3月~5月頃 
 
 

〇出世魚と漁獲量の関係は?

北海道沖にいるころのブリは「イナダやワラサ」といったブリになる前の体が小さい状態だと思っていいでしょう。
 
日本ではちょっと紛らわしくて、魚の体の大きさによって名前が変わる出世魚という種類の魚がいます。
ブリはその一種なんですが、さらに地方によって小さなブリの名前が違うんです。ここでは一例をあげておきますね。
関東での呼び名・・・「ワカシ→ イナダ→ ワラサ→ ブリ」
 
 

〇ちょっと補足でブリの産卵について

ブリは北から下ってきて、九州付近や東シナ海付近の水温20℃くらい暖かい海域で産卵が行います。
ブリの産卵期は東シナ海南部で2-3月、九州近海で4-5月頃といわれています。ただし、その手前の海域でも産卵をして、能登半島・房総半島以南の水温20℃前後の温暖な海域などで行うんです。
 
 

〇お歳暮の時期に捕れるブリはどの辺り?

ブリの旬は冬!寒い時期に捕れるから「寒ブリ」と呼びます。この寒ブリの旬の時期は、
東北・・・11月頃
富山湾周辺・・・11月下旬頃~2月頃
能登半島から南・・・1月以降
高知周辺・・・12月下旬頃~2月
 
 
その他、お歳暮の値段を調べたいというとき、参考にしてくださいね↓



 

最後に、ブリについて

今回は天然のブリの産地と時期について紹介しましたが、養殖も美味しいし乱獲にならないように自分たちで個体数を増やす努力も大切なことだと思います。
 
そんな養殖が盛んな地域は九州と四国の西側、「鹿児島県・大分県・愛媛県など」ではブリを人工的に育ててくれているんです。だから時期が外れても安定してブリを食べることができるんですね。
 
もう一つ大切なことは、産地や時期だけでなく鮮度も同じくらい大切です。本来はお店に行って選ぶか、朝上がったブリの中から良さそうなものを選んで買うのでベストですが、都会や遠方に住んでる人には、そんなことは難しいですよね。現実的ではありません。
 
だから、理想は漁港に行って買う、現実は注文販売で買う。捕れたてを冷凍して産地直送で贈られてくる魚は、下手に近所のスーパーで買うより鮮度が良いことの方が多いですから。
  
因みに、美味しいブリを見分ける簡単なコツ!
 

〇1本丸ごとで買うとき
・尻尾がしなびていなくて、身が引き締まっているもの
・体側の黄色い線がはっきりしている
・背中の色が濃紺色をしている(色が鮮明なもの)
・腹が鮮明な銀白色を保っているもの
  
〇切り身で売られている場合
・白身の部分が鮮明
・汁が出ていない状態のもの
・血合いの部分が濃いけど黒ずんでいないもの

それでは、お歳暮には大きな1本のブリや遠慮がちに切り身を贈って喜んでもらってくださいね。
 
 
 

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