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豚汁とけんちん汁は何が違う?出汁のとり方と具材も違う?

      2016/08/22

 
301 豚汁とけんちん汁は何が違う?Top

豚汁とけんちん汁はちょっと似たイメージのある食べ物ですが、名前が違うんですから料理内容も違うはずだと思いませんか?
それぞれの違いは「味付け?」「出汁?」「具材?」と考えてしまいますが、そんな豚汁とけんちん汁の違いについて紹介しますね。
 
  

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豚汁とけんちん汁は何が違う?

豚汁もけんちん汁も似たような具材で作られているし、似たような味付けのものもありますよね。例えば「味噌けんちん汁」や「ダシと醤油ベースの豚汁」もあります。それでは早速、それぞれの特徴と違いを紹介しますね。
 

〇豚汁とは

豚汁には「豚肉」が欠かせません。野菜は根野菜を中心に豆腐や油揚げを入れます。また芋も入れますが、地方や各家で入れる芋の種類が変わります。
その他、玉ねぎ、豆腐、もやしなど入れる場合もありますが、何が入っても”豚肉”さえ入っていれば豚汁なのでご心配なく!
 
味付けは味噌味が一般的ですが、ごま油が効いた出汁と醤油もあれば、ごま油なしで味噌汁のような味付けの場合もあります。この違いも地方性や家庭の好みの違いなので、些細な違いと思ってくださいね。
 
辞書:「豚肉と野菜を入れて、味噌で味付けした汁。ぶたじる」
参考:集英社・国語辞典
 
※注意:ぶたじるという名称の食べ物は辞書には載っていないので、俗称またな一部の方言と考えられます。(たまたま3~4社の辞書には掲載されていなかっただけかもしれませんが、一般的な標準語ではありません。)


 

〇けんちん汁とは

始まりは「精進料理」です。だから肉は一切使いません。その代わり具材は豚汁同様、根野菜が数種類と油揚げや薬味が入ります。そして欠かせないのが「豆腐」ですね。
 
肉の変わりに豆腐を使うという精進料理の発想が素にあるので、けんちん汁も同様に獣はなし、代わりに豆腐が基本です。
味付けは味噌を使っても構わないし、出汁と塩の吸い物でも構いません。また、ごま油で炒めて出汁で煮ても構いません。どんな味付けでもけんちん汁となります。
 
辞書には:
「けんちんを実にした、すまし汁」 参考:集英社・国語辞典
「くずした豆腐、笹がきゴボウ、ニンジンなどを油でいため、これを実としたすまし汁」 参考:旺文社・国語辞典


 

〇豚汁とけんちん汁の違いとは!?

一言で違いを挙げると、違いはたった一つ。肉と豆腐の有無だけなんです。
「豚肉あり→ 豚汁」
「肉なし・豆腐あり→ けんちん汁」
 
世間で豚汁とけんちん汁の違いについて、
 
「味噌味が豚汁、醤油味がけんちん汁」
「ごま油で炒めないのが豚汁、ごま油で炒めるのがけんちん汁」
「豚肉入りが豚汁、豆腐入りがけんちん汁」
「味噌・醤油味が豚汁、澄まし汁がけんちん汁」
 
など、いろいろ意見が分かれていますが、豚肉入り豆腐入りの違いなんです。(豚汁には豚肉と豆腐が入っていても構いません)


 

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豚汁とけんちん汁の出汁は違う?作り方は?

出汁に関して違いを挙げると、豚汁とけんちん汁と同じくらい、意見が大きく分かれます。
 

〇汁の意見とは?

豚汁の場合
・豚肉から出汁が出ているから他の出汁はとらない方が良い。
・魚の出汁と肉の出汁が合わさった方がおいしい。
・野菜と豚肉の出汁だけの方が澄んだ味になる。
 
けんちん汁の場合
・精進料理だから昆布出汁に塩と野菜の味だけ
・ごま油をしっかり聞かせて、かつおだしに醤油
・うどんの汁に隠し味で味噌少々
・隠し味にコチジャン・豆板醤を入れる中華風


 

〇豚汁とけんちん汁の出汁の違い?

人によって汁の好みが違うように、出汁の考え方もそれぞれあるんですね。先ほどご紹介した通り、豚汁とけんちん汁のちがいは「豚肉が入るか・豆腐がメインか」この違いしかありません。
だから、どんな汁を作っても構いません。それを踏まえてあえて出汁についてもう少し深く紹介しますね。
 
・豚汁は昆布だけ
豚肉や野菜の味が染み出るから魚の出汁は必要ないという考えがあります。
1、軽く昆布を洗って、水に入れて火にかける。
2、沸騰前に昆布を取り出して、昆布だしの完成!
3、この昆布だしで豚汁を作る!
 
・かつお出汁
豚汁でも、けんちん汁でも使える出汁です。作るときのイメージはうどんの汁です。出汁の取り方はこちらをご参照ください→ 「手を抜いても出汁を美味しく作る方法
 
1、軽く昆布を洗って、水に入れて火にかける。
2、沸騰前に昆布を取り出して、昆布だしの完成!
3、昆布だしに「花かつお節・厚削りかつお節・サバ節少々」→ 極弱火で15分
4、「白だし」の完成→ 「醤油・みりん・塩・砂糖・(お好みで(料理酒)」を加えて完成
※醤油は濃い口でも薄口でもお好みでどうぞ!
 
・ほんだし
お手頃な、簡単だし出汁の作り方です。ちょっとだけ手を加えるなら「昆布だし+ほんだし」という方法もあります。
※注意:ほんだしの約20~30%は塩分と言われています。味付けをするとき濃くなりすぎないように気を付けてくださいね。
 
・めんつゆ
水で薄めるだけの「めんつゆの素」を使います。ほんだしと同じくらいお手頃ですよね。
 
豚汁:うどんより薄めに作ってください。味噌を入れる分味が濃くなります。
けんちん汁:暖かいうどんの汁くらいのあじつけが目安!
※味噌けんちん汁にするときは、めんつゆは更に薄めてくださいね。


 

豚汁とけんちん汁の具材は何入れる?

ここで紹介したいのは、入れる具材の種類なので、分量は”お好み”でお願いします。分量通り作るのはわかり易いんですけど、「お手軽」にならなくなってしまいますから。
 

〇豚汁の定番の具材

大根
人参
里芋
ごぼう
こんにゃく
シイタケ
油あげ
ネギ(仕上げのみじん切り)
 
・豚汁でちょっと珍しい具材
木綿豆腐
レンコン
ネギ(短冊切り)
もやし
 

〇けんちん汁

大根
人参
里芋
ごぼう
こんにゃく
シイタケ
木綿豆腐
油あげ
 
・けんちん汁でちょっと珍しい具材
鶏肉
インゲン
もやし
 

〇余り野菜のごった煮、豚汁風、けんちん汁風

「冷蔵庫に余っている野菜ならなんでも!」冷蔵庫の整理と思ってください。豚肉があれば後は何が入っても”豚汁”!豆腐が入っていて豚肉が無ければ、他の野菜は何が入っていても”けんちん汁”!
 
こうしてみると、季節の根野菜を使っていればなんでも構わないということなんですね。また、基本的な野菜は豚汁もけんちん汁も同じですが、「主役の具」となる豚肉は豚汁へ、豆腐はけんちん汁へ入れます。
 
 

最後にまとめると

豚汁・・・豚肉と野菜の入った汁のこと。一般的には味噌が入る。
けんちん汁・・・豆腐と野菜が入った汁のこと。塩でも醤油でも味噌でもOK。
出汁・・・同じ”かつお出汁”で構わない。豚汁は昆布だけという意見もある。
具材・・・根野菜と豆腐か豚肉。また、余り野菜など好きな野菜でもOK。
 
因みに、豚汁もけんちん汁も同じような具材を使っているので、栄養的にはほとんど変わりありません。
  
それでは、美味しい豚汁とけんちん汁を、おなか一杯食べてくださいね。
 
 

 
 

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