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お彼岸とお盆は何が違う?春と秋のお彼岸はなぜ年に2回?

   

  
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9月のお彼岸には墓参りをしますが、8月のお盆にも墓参りをします。同じ墓参りなら、まとめて1回で済ませたいですよね。
遠方に住んでいれば尚更です。そこで、なぜ墓参りの習慣は2か月続けて?年に2回のお彼岸なぜ?などの違いについて紹介しますね。
 
 

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お彼岸とお盆は何が違う?

ご存知の通り、「お盆」は8月、「お彼岸」は9月にあります。そしてどちらもお墓参りをします。
 
冒頭でもご紹介した通り、墓参りをするだけなら1回にまとめたって構わないはずです。いえ、極論をいうと、いつ行っても構わないんです。それでは簡単に「お盆」について確認しますね。
 

お盆とは
・旧暦7月15日→ 現在8月15日(8月13日~8月16日)
 一般的には、夏休み期間中の8月が現在のお盆期間です。
 
・仏教の盂蘭盆会(うらぼんえ)という、7月13日~7月16日の行事
 死者や先祖を供養する、餓鬼に施しをするなどといわれています。
 
・先祖の霊を祀る、神道の行事の一つ
 ご先祖様が帰ってくるので、迎え火で出迎えて、送り火でお見送りします。
  
仏教と神道の二つの行事が合わさったものが現在の日本の「お盆」といわれています。次は「お彼岸」について確認しますね。
 
9月のお彼岸とは
・秋分の日・9月23日頃を中日とした、前後3日づつの合計7日間
 
・初日を「彼岸の入り」、最終日を「彼岸明け」
 
・「おはぎ」を供えます。
 
・彼岸とはサンスクリット語(梵語)の「パーラミータ = 波羅密多(はらみった)」の事
 
・仏教の行事の一つで彼岸会(ひがんえ)が行われます。
 
・本来は、西を拝むことで煩悩を払い、悟りを開く修行期間。
 また、川の向こう岸、仏教では三途の川の向こう側のといわれて、「此岸(しがん)・現世」から「彼岸(ひがん)・仏さまの世界/悟りの境地」へ達することが出来るといわれています。
 
※この通り仏教の行事の事となります。因みに彼岸会とは、平安時代初期から朝廷で行われていて、江戸時代に入ると庶民にも浸透したといわれています。
 
※彼岸会とは、1日づつ布施(施しをする)・忍辱(たえること)・持戒(戒めをまもる)・精進(努力すること)・禅定(落ち着くこと)・智慧(さとりのこと)の六つの正しい行い「六波羅蜜 (ろくはらみつ)」を1日づつ行う事です。
 
※因みに、彼岸会とは日本独自の習慣となります。始まりは「日本後紀」に記されている、806年に諸国分寺の僧に金剛般若経を読ませたのが最初の記録といわれています。
 
 
こうして比べてみると、お盆は昔からの日本の習慣で、家に帰ってくるご先祖様を出迎えて、墓参りも行うという、神社にまつわる行事と仏教が合わさった習慣。
 
お彼岸とは仏教徒の習慣で、「六波羅蜜 (ろくはらみつ)」の一環として「墓参り」をすることで、先祖を供養して精進するため、そして、各家々で彼岸詣として先祖の墓に詣でるという習慣でした。この時、おはぎを仏壇に供えて先祖供養を行っていました。
 
少し難しい話になりましたが、これが「お盆の墓参り」と「お彼岸の墓参り」の違いとなります。
  

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春と秋のお彼岸はなぜ年に2回?何が違う?

さて、「お彼岸」とは仏教にまつわる習慣ということが分かりましたが、何故年に2回「お彼岸」があるのかというと、「春分の日」と「秋分の日」に行うからです。
 
春のお彼岸 = 3月20日頃の「春分の日」
秋のお彼岸 = 9月23日頃の「秋分の日」
 
なぜ「春分の日」と「秋分の日」なのかというと、どちらも「昼と夜が同じ時間になる日」になります。※実際は昼と夜の時間は、昼の方がやや長くなります。
そして、前後3日と中日の7日間、真西にいるとされる仏さまへ向かって拝むことで極楽浄土へ行けると考えられてきました。だから、この季節の変わり目の日にお彼岸が行われるんです。
 
「1年に2回、真西に日が沈む日」 = 「真西にいる仏様へ拝むことが出来る日」


 

〇ひがんの別説

「日願・ひがん」という説もあります。これは太陽崇拝からくるもので、年に2回真東から真西へ太陽が移動する日なので、季節の変わり目の太陽に祈っていたといわれています。
 
「日願・ひがん→ 彼岸・ひがん」


 

〇春と秋の違い

春と秋のお彼岸の大きな違いは、お供え物の「もち」の呼び方です。
 
春は牡丹(ぼたん)が咲くから、「牡丹餅 = ぼたもち」
秋は萩(はぎ)が咲くから、「お萩 = おはぎ」
 
どちらも同じ食べ物です。「ぼたもち」と「おはぎ」は何が違うの?と疑問に思っていたかもしれないですよね。ただ呼び方が違うだけなんです。
少し話がそれますが、「ぼたもち」と「おはぎ」の違いの別な説があるんです。
 
・もち米=ぼた餅、うるち米=おはぎ
・餡=ぼた餅、きな粉=おはぎ
・こしあん=ぼた餅、粒餡=おはぎ
・大きなサイズ=ぼた餅、小さな1~2口サイズ=おはぎ
 
この様に諸説はありますが、明確な区別はありません。
 
 
 

秋のお彼岸の期間とお供えの期間は?

秋分の日は一定ではないので、先ずはその年の秋分の日を確認してください。毎年9月23日頃になります。
 
秋のお彼岸の期間 例)
9月20日 彼岸の入り
9月23日 彼岸 (中日)
9月26日 彼岸明け
 
お供えは、この秋のお彼岸の期間中で構いません。お盆ほど決まりが定まっていないので、おはぎをお供えください。
 
おはぎの他に彼岸団子、つまりお月見のときにお供えするような団子を作ってお供えしても構いません。
 
 

最期に一言

お彼岸もお盆も、深く掘り下げて考えると難しくなってしまいますが、気軽にお墓参りと団子やお萩と考えれば気軽ですよね。
 
それからもしお盆に墓参りを済ませていて、宗教上行うしきたりが無ければ、無理にお彼岸に行く必要はないですよ。現代のお彼岸は仏事なんですから。
 
でも、十五夜に続いてお萩や団子を食べられるという意味では、墓参りがてら甘いものを楽しむというのも良さそうですね。
 
 

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