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夏の大三角を作る3つの星と星座とは?南半球でも見える?

   

 
276 夏の大三角を作る星と星座についてTop
 
 
夏の大三角は、春から秋にかけて明るい3つの星が、天の川をまたいで三角形に見えるところから着いた呼びで、星座ではありません。
 
そこで、この夏の夜空の目印のような、呼び名のような夏の大三角には、どんな星や星座があるのかなどについて紹介しますね。
 
 

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夏の大三角をつくる星の名前は?

現在世界では、88の星座が世界で統一されて定められています。星座の始まりは紀元前9世紀頃の古代ギリシャですが、古代中国でも星官という独自の星座に似たものを作り出していました。
 
そして国際天文学連合が現在採用しているのは、ギリシャの天文学を元にしていて中国のものとは大きく異なっています。でも、世界各地で独自に言い伝えられてきた、星と星を結んだ呼び方がや採用されなかった星座などが無数にあります。
 
その中の一つが、北斗七星(おおぐま座の尻尾の部分)や、夏の大三角と考えれば分かり易いでしょう。
 

〇星の名前と意味と等星

天の川を挟んで向かい合うように見える二つの星が「こと座のベガ=織姫星のこと」「わし座のアルタイル=彦星のこと」、天の川の中にあるのが「はくちょう座のデネブ」の3つの星を結んだのが「夏の大三角」の事です。
 
「デネブ」とは、アラビア語で「めんどりの尾」という意味。日本では「あまのがわぼし」「ふるたなばた」「へたのたなばた」「たなばたのあとぼし」「あとたなばた」など各地で呼ばれていたと伝わっています。また、約8000~9000年後には北の頂点、北極星になるかも知れないといわれています。
 
「ベガ」とは、1等星の星で、アラビア語で「急降下するハゲワシ」という意味でハゲワシが木にとまって休んでいる姿が元になっているので「木にとまっているハゲワシ」とも言われる。英語では「The Harp Star・琴星」「The Arc-light of the Sky・空のアーク灯(アーク放電式ライト)」とも飛ばれています。また、この星の約12000年後は地球の動きの影響で、北の頂点つまり北極星になります。
 
「アルタイル」とは、1等星の星で、アラビア語で「飛翔する鷲」という意味。日本では「以奴加比保之(いぬかいぼし)」「いぬひきどん」「いぬひきほしサン」と呼ばれていたことが伝わっています。
 

〇いつ頃見える?

・明るいくて見つけやすい星の順は?
「こと座のベガ」→ 「わし座のアルタイル」→ 「白鳥座のデネブ」
 
・夏の大三角が見える時期は?
「春から秋」
 
・夏の大三角が見える方向と時間は?
「季節によって変わります」また、夏の大三角は割と北極星の近くを回っているので、北を見つけてから探すといいですよ。
そして、東京を中心に見て”夏の大三角が見える時間”は、大体毎2週間くらいで、約1時間づつ早く登り始めます。時間帯は後ほど参照してください。
 
・星が綺麗に見える時間帯は?
生活のリズムを考えると、外出するなら夜9時頃までには帰宅するか、早朝4時頃起きるべきだと思います。でも残念ながら星は深夜の一番暗いときが見頃なので、本当にきれいに、またちゃんとはっきり眺めようと思ったら「深夜空を眺める」が一番なんです。
そして普段星空が綺麗に見えるのは、
「月が無いとき」「晴れているとき」「深夜11~2時頃」「天頂に来ているとき」
この4つの条件が揃った時がお勧めです。
 
5月中旬は、「9pm頃でて、11pm~12pm頃北」に見えます。
6月中旬は、「8pm頃でて、10~11pm時頃北」に見えます。
7月中旬は、「7pm頃でて、9~10pm頃北」に見えます。
8月中旬は、「6pm頃でて、8~9pm頃北」に見えます。
 
 

〇夏の大三角について

夏の大三角を簡単にまとめますね。
 
・夏に天の川を挟んで明るく見える「3つの1等星をつないだもの」。そして正式な星座ではありません。
 
・3つの星の名前は「ベガ」「アルタイル」「デネブ」
 
・1時間に15°づつ移動、空に現れるのは約2週間に1時間づつ早まります。
 
・綺麗に見える季節と時間帯を合わせると「6~7月の深夜」「晴れている日」「月が出ていないとき」
 
・時間が合えば秋頃まで夜空に夏の大三角を見ることが出来ます。
 
・夏休み頃の7月~8月は「9pm~10pm頃」北の空に見ることが出来ます。因みに同じ7月~8月には、ペルセウス座流星群も見れますよ。
  
 

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夏の大三角をつくる星のある星座はなんだっけ?

「ベガ」があるのは「こと座」
ベガ・Vegaは星の名前で、中国由来、七夕の織女星、日本ではおりひめ星と呼ばれる星の事。そして、Lyra・こと座はラテン語で”竪琴”という星座の名前になります。
一番明るい1等星のベガ、3等星のシェリアクとスラファトという星の他、6等星と4等星の2重星、5等星と4等星の2重星の合計5つの星で構成されている星座です。
 
「アルタイル」があるのは「わし座」
中国由来、七夕の牽牛星、日本語で彦星(ひこぼし)の事。
アルタイル・Altairという1等星の星、アラビア語で「鷲(わし)」を意味しています。また、一つの星ではなく、3重連星で構成されています。
そして「Aquila・わし座」は、1等星のアルタイル、3等級くらいのタラゼド、4等級のアルシャインとη(イータ)星、また、白鳥座のデネブと同じ名前の別な星などで構成される星座です。
 
「デネブ」があるのは「白鳥座」
Cygnus・白鳥座、英語の別名はNorthern Cross・北十字星とも言います。
白鳥座を構成する主な恒星は、1等星のデネブ、白鳥座の中心にあるサドルと、ギェナーというアラビア語で「つばさ」の、二つの2等級の星、アルビレオという3等級の星などがあります。
 
天の川の中にかかる星座で、この星座の周りには星団や星雲などが多くあるのが特徴です。
例えば、デネブの横には”北アメリカ星雲”や”ペリカン星雲”が、デネブからサドルの間には”Northern Coal Sack”という暗黒星雲があります。また、”はくちょう座X-1”がこの星座の中にあって、ブラックホールの一つと期待予想されています。
 
 
 

夏の大三角は南半球の同じ緯度で見える?

ここまで日本に定着した3つの星座の一番明るい星をつなぎ合わせた「夏の大三角」は、世界中でも同じように見られると思われがちですが、全ての星座が世界中で見られるわけではないんです。
当然日本でも見ることのできない星座がいくつかありますし、そんな星が他の国ではよく見えたりするんです。これは地球の軌道と緯度に多く関係してくるんです。
 
・夏の大三角と冬の大三角
この二つの三角を比べると、夏の大三角は北寄りにあるので、見えている期間が長いんです。
 
・夏の大三角は北半球だけで見ることが出来ます。だから、アメリカ大陸やヨーロッパなどでも見れます。
残念ながら南半球では、日本と反対の緯度で見ようと思ってもこの「夏の大三角」を見ることはできないんです。オーストラリア、ニュージーランド、アフリカ大陸、南米大陸などは見れません。
 
・南十字星(みなみじゅうじざ)
サザンクロス(学名:Crux英語:Southern Cross)と呼ばれる星座は、全88星座の中で最も小さいんです。そして日本からは見ることの出来ない星座の一つなんですよ。
南半球では「夏の大三角」が見れない代わりに、北半球では見れない「南十字星」が見れるんですね。
 
 

最期に一言

それぞれ星座のお話や、夏の大三角を形成する「ベガ」や「アルタイル」にまつわる七夕の話などいろいろありますが、今回紹介したのが「夏の大三角」を作る星と星座になります。
夏の自由研究の課題で観測したり、キャンプや山に泊まるとき見つけやすい星と星座なので、夜は是非夜空を眺めてみてくださいね。
 
 

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