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お盆の送り火と迎え火とは?期間と作法と手順について!

      2016/07/07

 
238 お盆の送り火Top
 
お盆のときの、送り火と迎え火とはなんの事?とは人には聞きづらそうな事ですが、火を焚く程度しか知られていないかもしれません。
 
いつ・何を焚いて・どんな事をする習慣なのか、またどんなやり方をすればいいのかなど、送り火と迎え火について紹介します。
 
 

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お盆の送り火と迎え火とは何の事だっけ?

お盆は日常的に使う言葉だから、日本で生まれ育って、大人になった人で知らないという人はいないと思います。
でもお盆でイメージするのは「夏の連休」「墓参り」「先祖の供養」くらいではないでしょうか?
 
ご存知の方も多いと思いますが、お盆では色々決まった作法や習慣があります。その中の一つに「迎え火」と「送り火」というものがあるんです。
 

□迎え火とは

迎え火とは、お盆に入る13日の夕方に家の前で火を焚いて、ご先祖様の霊をお迎えするという習慣のことです。
  
もう少し詳しく紹介すると、最初に盆に入る13日の夕方までにお飾り・精霊棚・仏壇へお供えなどを済ませて、家の「軒下」や「精霊棚」の盆提灯に火をともしてご先祖様をお迎えします。
 
次に、「*苧殻(おがら)」を素焼きで出来た焙烙(ほうろく)で焚きます。それを門口や玄関に置いて合掌が一連の手順となります。このとき焚いた煙に乗って、ご先祖様が家に戻ってくるのをお迎えします。
  
※おがらとは?
麻の茎の繊維を取り除いて残った茎の部分のことです。以前は懐炉に使われる灰の原料でもありました。迎え火では、この茎を折って焙烙に入れて焚きます。
 
 

□送り火とは

送り火とは、お盆が明ける16日の夕方に家の前で火を焚いて、ご祖先の霊を送り返す習慣の事です。別な呼び方で盆送りや送り盆とも呼びます。
 
手順は「迎え火」と同じ場所で火を焚いて合掌、その煙に乗ってご先祖様に帰って頂きます。
  
  

お盆の期間、迎え火と送り火の日にちは?

これまでの説明で分かったと思いますが、「迎え火~送り火」の期間とは、お盆の始まりと終わりに行っていますよね。
 
そこで新たな疑問が出てきます。「お盆とはいつ」のことを指すのでしょうか?
また、「お盆とは何のこと?」なのかちょっと分からなくなってきそうです。なぜならご先祖様をお迎えして送り返すことを「迎え火と送り火」と呼んで、お盆の最中に行うことなんですよね。
 
そこで「お盆とは何のこと?」についてはまた別な機会にご紹介するとして、「迎え火~送り火」に大切な「お盆とはいつなのか」について紹介します。
 
 
お盆とは、大き3つの期間にわけられます。
 
7月13日~15日
旧暦の月日がそのまま新暦に残ったもの。
 
8月20日頃 
旧暦の7月15日は新暦の8月20日頃だから、旧盆と呼ばれています。
 
8月13日~16日
現在お盆といえばこの時期の事。
旧暦7月15日頃は農業の忙しい時期なので、翌月の8月15日頃なら、落ち着いてお盆を迎えられるからという説。
また、旧暦から新暦に変わっただけで、1か月ずれたからという説などがあります。因みに、現代のお盆は月遅れ盆とも言います。
  
 
その他、お盆は地域ごとで時期が違っていて、毎年時期が変わる、9月上旬、8月1日など地域差があります。つまり風習によるお盆の行事は、地域ごと違う期間に行われるということです。
 
もう一つの考えでお盆とは、基本的には8月13日~16日が全国で統一された期間の事を指していて、日本の社会で決められた休みの時期のことです。(勿論、会社によって休む時期は異なります)
 

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お盆の迎え火と送り火の方法・作法は?

1、素焼きの焙烙(土鍋)やお皿の上で火を焚きます。人によっては庭の地面で直接火を焚くかもしれません。オススメはどんな受け皿でも構わないので、その上や中で焚いてくださいね。
 
2、焚くのに使うものは、先ほどご紹介した「おがら」や、一部の地方では「まこも」という水辺に生えたイネ科の植物を干したものなどを使います。
 
3、13日の夕方までに、ナスやキュウリなどに足を付けて馬を作ってお供えします。また仏壇にもお供えをお忘れなく。火を焚く前にお供え物をしておくこと。
 
4、16日には、お供えしたナスやキュウリをおがらや火力の強いワラなどを使って燃やして、その煙とお供えの馬に乗ってご先祖様が帰っていきます。
この時に使う火は仏壇の火を使うのが習わしです。
 
 
他にも世間でよく知られた「迎え火・送り火」の代表的な行事があるんです。どんな行事がるかというと・・・・、
 
「大文字焼き」は京都が代表的ですが、他の地域でも山で盛大に文字を描いた火がつけられます。これは送り火が元だといわれています。
 
「精霊流し・灯籠流し」という行事があります。お盆のお供え物などを舟に乗せ、明かりを点けて川や海に流す行事があります。
 
「盆提灯(ぼんちょうちん)」というものがありますが、ご先祖様が戻ってくるときの目印として、縁の下や玄関や門口にロウソクで明かりをともした提灯を下げておくことです。
 
「盆踊り」「七夕」は、迎え火や送り火とは少しずれていますが、元々お盆の行事でした。お祭りは地獄の責め苦を逃れて喜んで踊るといわれていて、寺社の境内で行われていました。七夕はお盆んの行事の一つで、精霊棚を作って先祖の霊を迎える行事でしたが、今の七夕イベントは中国の風習がそのまま入ってきたものなんです。
 
 

最後に一言

古くからの習慣は大切ですが、現代の私達の生活は全て新暦で成り立っていますから、お盆んが8月13日からというのは仕方がないと同時に当然なのでしょう。
 
そして、迎え火と送り火とは、その煙でご先祖様が行き来できるように焚くという習慣ということです。
 
また、この習慣は仏教が関わってくるので、宗派ごと細かい決まりや作法は違ってくると思いますが、大切なのは火を焚いてご先祖様にきてもらえるように思う気持ちですから、どこのお寺のやり方でもお好みで結構ですよ。
 
それでは、火事にだけ気を付けて「迎え火と送り火」を行ってくださいね。
 

 
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