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ひな祭りの菱餅はなぜひし形をしていて3色なの?

      2016/01/31

雛祭りには雛人形以外にも色々飾ると思います。
 
その一つにひし餅がありますが、菱餅(ひしもち)はなぜ飾られて、なぜダイヤの形をしているのか?なぜお餅が飾られるようになって、なぜ3色なのか?など多くの疑問があると思いますが、
 
そんな菱餅についてのお話になります。
 

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ひな祭りに食べる菱餅はなぜあの形?

菱餅(ひしもち)とは3月3日桃の節句の行事食で、なぜか3色の色が付いたお餅を飾って最後は食べるものです。
 
菱餅の作り方は簡単で、それぞれ色を着けたお餅を3段に重ねて”ひし形”に切ります。
そして、いざ食べようと思ったらそれぞれ3枚に分けて焼いたり・煮たり・甘くしたりして食べることができます。
決して3段のまま食べるなんてことはないので、安心して買ってきて下さい。
 
 
本題の気になる”形について”ですが、実はいくつか諸説があります。
そして、どれが正しい説かは解明されていません。
 
地方によって色が5色や7色があるのと同じように、形についても色々説があるので、どれが有力な説なのかご自身のお好み良いでしょう。
 
 
諸説その1
元々三角形だったものが、菱の繁殖力が高いことから子孫繁栄につながりました。また、菱の実を食べて長生きした仙人にちなんで菱の形にしたという説。
 
諸説その2
その昔、宮中では新年行事「歯固めの儀式」というものがありました。正月に菱葩餅(ひしはなびらもち)白みその餡・桃色の餅・ゴボウをくるんだ和菓子を平安時代には食べる儀式がありましたが、それがおせち料理の一つに数えられて元になったという説。
 
諸説その3
室町時代には正月になると紅白の菱形の餅を食べていました。その後、宮中にも取り入れられたとき、他の餅を重ねた今のような菱餅が元だという説。
 
諸説その4
民俗学的に心臓の形をかたどっているという説
 
諸説その5
菱餅の切り方は小笠原家の家紋、”三蓋菱”をからきているという説
 
諸説その6
菱(ひし)とは水草の一つで、その実は堅くて鋭いとげに覆われているため、この鋭いとげが魔除けとされてきました
また、3色の色もそれぞれ意味を持っているので(詳しくは後程)、色形共に悪いものを取り除いて清純で健康に、長寿になるという縁起もののお供えものという説。
 
 
京都では引千切(ひちぎり)という和菓子や、一部の地域では三角形をした餅を用意するところもあります。日本中がひし形のお餅というわけではないということです。
今年は京都風や三角形など、毎年違う形のものを飾っても良いかもしれません。
 
 
 

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菱餅の3色はどんな意味?

元々はめでたい行事なので白と赤の2色、つまり紅白のお餅を飾って食べていました。
しかし、江戸時代1600年代に入ると、色々な縁起を取り入れられて3色・5色にするなど、日本全国で3色という訳ではありません。
 
現在、標準の菱餅とは紅・白・緑の順の3色です。
5色は、白、緑、ピンク、黄色、オレンジの順になります。
 
 
そして、それぞれの色が表しているのは、
 
紅は、魔除けや厄を払い、桃を表しています。
白は、清浄で、雪を表しています。
緑は、健康や穢れを払い、若葉や新芽を表しています。
 
黄色は、月を表しています。
オレンジは、太陽を表しています。
 
 
ただし、菱餅を飾るようになったのは江戸時代中頃から後半。
後から付け足された新しい風習と意味なので、神社やお寺とは縁がありません。
だから、ご自宅で新しい色を入れて意味を加えても、色の順番を変えても何も問題は無いということではないでしょうか。
 
 
 

菱餅の3色はなにからできてる?

今は食紅という便利なものがありますから、餅を練るときに混ぜるだけで済みますが、昔は別な何かで色を着けていました。今風にでいえば無添加のお餅おということになります。
 
紅の餅
山梔子(クチナシ)の実を使って赤を着けていて、解毒作用があると言われいました。
因みにクチナシとは、アカネ科クチナシ属の植物で園芸用に使われることが多くて、昔から漢方の原料にも使われています。
名前の由来は、熟しても割れないからや、ヘビ(昔の名前でクチナワ)くらいしか食べないからなどから、クチナシ(口無し)と名付けられたといわれています。
 
 
白い餅
血圧を下げると言われる菱(ひし)の実を入れます。
菱とは、ミソハギ科の水草の一種で池や沼に生えていて、堅く尖っている実でできています。
 
※余談になりますが、この菱という植物の実は菱餅の元になっているという説や、忍者が追っての足止めとして使うマキビシといわれています。
 
 
緑の餅
元々は御形(ゴギョウ)のこと、母子草(ハハコグサ)を使っていましたが、「母と子」をつく・煮る・切るというのは縁起が悪いとされて、蓬(よもぎ)に変わりました。
このよもぎには増血効果があると言われています。
 
 
 

最後に、菱餅について

菱餅の形や色についてお話してきましたが、誰がどこで始めた習慣なのかは不明ですが、割と新しい習慣ですが色・形にもいわれがあるものだったのですね。
 
子供の頃は菱餅を美味しいと思って食べたとこが無い人も多いかもしれません。
そんな家庭では、菱餅型のお菓子を飾るという光景も見てきました。
 
 
美味しいお供えものと、思い出に残るひな祭りをお過ごしください。
 
 

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