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節分で豆の代わりにお菓子まきの地域 そのやり方と由来

   

2月の節分と言えば”豆まき”というくらい、
豆をまく事は当たり前に思っているでしょう。
そして豆を何故投げるのか?、ということも当然子供の頃から理解しています。
  
でも、自分の当たり前は他の地域では当たり前ではないかもしれません。
そうなんです、節分ではお菓子まきが習慣のところもあるんです。
 
この習慣は日本では非常に目ずらしい習慣ですが、
世界的習慣にそっくりなので、最先端の行事なのかもしれません。
 
それでは、節分のお菓子まきについて紹介します。
  

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節分で豆じゃなくて、お菓子まきはどこの地域の習慣?

このお菓子まきという習慣は、実際に境内からまくという所もありますが、
節分の日に暗闇でお菓子をまいて、真っ暗な部屋の中それぞれ子ども達が拾う、
という習慣があります。
 
主に尾張地方、今の名古屋・岐阜・東海の西側付近で始まったといわれています。
また発祥の詳細は不明ですが、
この地域には結婚式のときにお菓子をまくという習慣があります。
そこから来ているのではないかと推測されています。
 
すごいところでは、お菓子セットの入った袋には、
現金が入っている場所もあるようです。
 
 
もう一つ、大変珍しいのは、
三重県北牟婁郡紀北町という地域の節分の習慣です。
 
紀北町は人口約17000人の町で、”世界遺産・熊野古道”のある熊野市の北に位置している、
自然豊かな山と海に囲まれた地域です。
 
 
その中でも、長島地方は漁師町では変わった節分の習慣で、
お菓子をもらう事ができる、
「タイ・サバうって」 → 「鯛・鯖売って」
という伝統行事があります。
 
 
 
 

節分のお菓子まきのやり方とその由来はハロウィンみたい

それぞれ子供達が袋をもって、「たいさばうってー」と言って近所を回ります。
 
先ず2月2日に豆まきが行われて、
次の2月3日の夕方から子達が各家を回ります。
 
ただし!
この時、豆まきが終わっているという印で、
豆が玄関先にまかれている(まいた跡がある、おいてある)家だけに、
「たいさばうてー」と行くことが出来ます。
 
そうすると、その家からお菓子をもらうことが出来るのです。
 
 
 
これって・・・・・
 
玄関にかぼちゃが飾ってある家に、仮装して「トリック・オア・オリート!」というと、
お菓子がもらえるという、ハロウィンと同じじゃないですか!
 
 
 
新年を迎えて、今年も沢山魚が捕れるようにと、
豊漁を願って祝うことから始まった行事だといわれています。
 
元々は節分の夜に船主の家々を回って、
  
「沢山魚が捕れたようだけど、我が家にも分けてほしい」
「お陰で沢山とれたから売ってあげよう」
 
とこんな気持ちで豊漁を願って行われていました。
 
 
戦前まで、子供が”鯛・鯖売って”で貰ってくるものは乾物が多かったそうです。
保存がきく食べ物を仏壇にあげておいて非常時に備えていました。
 
 
この非常時とは、大地震と、大津波のことで、
記録は133年頃までさかのぼりますが、約50~100年毎地震や津波に、
紀伊半島の熊野付近が襲われています。
 
この津波で50~60ヵ所の田畑が全滅したり、
大地震で温泉が止まり、鉄砲水などの濁流に町が飲み込まれたり、
がけ崩れの被害などに会ってきました。
 
 
こういった事が背景にあるので、保存食を用意する習わしが出来たのかもしれません。
 
 
 
しかし戦争によりこの習慣は一時廃れてしまいます。
 
戦後、再びこの行事が復活して、1955年頃には西長島地区全体に広まり、
現在ではこの地区のみならず付近の町にも再び浸透し始めてきて現在に至ります。
 
 
 
 

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節分以外のお菓子まきは?

お菓子をまくという習慣は、他にもあります。
特に元尾張藩の付近、今の名古屋付近ではよくある風習となっています。
 
 
先ず、軒上げや建前と呼ぶところもあり、
家を建てたときお菓子をまきますが、今では配ったり、渡りたりするそうです。
この時にはお菓子の他、袋にお金が入っていて、
小さな袋には¥5とか大きな袋には¥1000とか、そんなお菓子まきもあります。
 
これが他の地方になると”もちまき”になり、同様に屋根まで建てられると、
この”もちまき”が行われます。
 
 
もう一つ、結婚式のとき、盛大にお菓子をまきます。
名古屋付近ではよくある光景のようですが、
他の地方から見ると、非常に珍しい光景のようです。
 
 
この習慣の始まりは、
「嫁に来ました」という拶代わりの意味でお菓子を屋根の上からまきます。
 
嫁入りにお金を掛ける事は、「豪勢に行う事で相続分を貰って嫁ぐから」
という意味も含まれていたといわれています。
 
 
投げる物は小袋お菓子・菓子パン・カップ麺・お菓子セットなど、
奪い合いになってけが人が出る程白熱する時もあります。
だから、手渡しで一人ずつ配るひとも出てきているそうです。
 
 
 
金額は¥20位の駄菓子の詰め合わせを、一袋¥500円~1000円くらい、
合計100~150セットくらい用意するのが平均的です。
 
そして、投げるものは、ある程度大きくて軽いものを投げる方が好まれています。
小さなチョコなどは、取り損ねて顔に当たると、相当痛いですから。
 
この習慣は兵庫・鳥取・徳島辺りでも行われていわれています。
 
 
 
 

最後に、節分のお菓子まきについて

節分で豆を投げるという行為はどこでも行っているようでした。
でも、そこに大人も子供もお菓子を拾い、お金も拾える行事がありました。
けが人が出る程、白熱するお菓子まきおもちまきがありますが、
大人は他人へ優しくなること、子供は遠慮を知ることで、
より楽しく盛り上がるイベントになることでしょう。
 
 
全国的に非常に珍しい”鯛・鯖売ってー”の習わしは、
これから日本全国に広まり、日本でもハロウィン以上に盛り上がる
一大行事になって欲しいものです。
 
 

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